三井化学、八重洲に共創空間 ソリューション提案強化へ

2024年02月21日

ゴムタイムス社

 三井化学は2月20日、顧客との共創によるソリューション提案力を強化するため、社内外の様々なバックグラウンドを持つ人々が接点を作り、交流することにより新しいアイデアを共に創り出す場「Creation Palette YAE」を本社機能を置く東京ミッドタウン八重洲に開設すると発表した。オープンは、2024年10月を予定している。
 同社は、長期経営計画「VISION2030」の中で「ビジネスモデル転換」を掲げており、従来の素材提供型ビジネスから、社会課題視点のビジネスへの転換の取り組みを進めている。この取り組みを進めるにあたり、同社グループのあらゆるアセットをワンストップで紹介・体験できる設備やプログラムを備えた共創空間として「Creation Palette YAE」を開設する。「Creation Palette YAE」は、日本の玄関口の一つである東京駅直結という絶好の地の利を活かし、同社グループと社会をつなぐ強力なチャンネルとなることを目指している。
 今後、八重洲本社に置く「Creation Palette YAE」の他に、研究開発拠点である袖ケ浦センター、名古屋のクリエイティブインテグレーションラボ、新潟のモビリティデベロップメントセンターを共創の拠点として位置付け、Creation Paletteの名を冠した共創空間を開設する予定。
 「Creation Palette YAE」は、社外の方々へ同社の魅力をわかりやすく伝え、パートナーとしての関係を構築・強化するのみならず、同社グループの社員が自社グループへの理解を深め、主体的に組織横断のコミュニケーションを進めることも目的としている。「Creation Palette YAE」での多様なコミュニケーションにより、同社グループは一丸となって世の中のニーズをつかみ、ソリューションを生み出すことで、真のグローバルスペシャリティカンパニーを目指す。
 そのために、「Creation Palette YAE」を窓口に、訪れた人に余すことなく同社グループのアセットを紹介、体験するきっかけを提供することで社会との接点をさらに拡大し、そこから生まれる対話と共感をスピーディにビジネスに結びつける共創活動を志向していく。

エントランスイメージ

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展示エリアイメージ

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