ブリヂストンが発売 レグノ ジーアール クロススリー

2023年12月13日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは12月12日、静粛性・乗り心地・運動性能などタイヤに求められる基本性能を進化させることで、深みを増した空間品質と磨き抜かれた走行性能を提供する乗用車用プレミアムブランド商品「REGNO GR-XⅢ」(レグノ ジーアール クロススリー)を2024年2月より発売すると発表した。
 「EV時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術ENLITENを国内市販用乗用車向けタイヤとして初搭載。モノづくり基盤技術「BCMA」と融合し、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立することで、持続可能な社会実現への貢献、顧客価値・社会価値を提供していく。
 新商品「レグノ ジーアール クロススリー」は、1981年の登場以来一貫して提供してきた「REGNO」ブランドの価値であるGREAT BALANCEを、「ENLITEN」技術を搭載することで新たな次元へ進化させ、「新たなREGNO FEELING」の提供を可能とした。
 「REGNO」のコア・コンセプトである静粛性に加え、ハンドリング性にもエッジを効かせることで、「静か、やわらか、安らか、気持ちよい、滑らか」という「REGNO史上かつてない空間品質」と「質の高い乗り味」を両立した新しい「REGNO FEELING」を「ENLITEN」による「究極のカスタマイズ」で実現している。
 ユーザーにより深みを増した空間品質による静粛性や、磨き抜かれた走行性による走りそのものを楽しむことを体感いただけるものと考えており、国産車はもちろんのこと、輸入車やBEV(バッテリー式電気自動車)といった幅広い車種に「新たなREGNO FELLING」の価値を提供する。
 「レグノ ジーアール クロススリー」は同社の考えるプレミアム商品として、より多くのユーザーの嗜好に応えていく。
 この「ENLITEN」による「究極のカスタマイズ」を支えているのが、モノづくり基盤技術「BCMA」となる。
 「BCMA」により、一件一葉ではなくタイヤ部材のモジュールを異なる商品間で共有することにより開発・サプライチェーンを効率化し、開発・生産におけるアジリティを向上させつつ、コストの最適化や環境負荷の低減を実現する。
 このモジュール自体も、「ENLITEN」によりエッジを効かせた性能を発揮できるように独自に進化させている。
 加えて、環境性能については従来品同等の低燃費性能に加えて、ISCC PLUS認証に基づいたマスバランス方式によって再生資源や再生可能資源を原材料の一部(合成ゴム)に用いるなど、カーボンニュートラル化およびサーキュラーエコノミーの実現に貢献している。
 同社は、「断トツ商品」を起点にプレミアムタイヤ事業において「新たなプレミアム」の創造に取り組んでいく。今後も「REGNO」の提供を通じて、ドライバーの安心・安全を足元から支えることで、企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で掲げる「Easeより安心で心地よいモビリティライフを支えること」、「Emotion 心動かすモビリティ体験を支えること」にコミットしていく。

レグノ ジーアール クロススリー

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