日本ゴム工業会第30回幹事会詳報　増収企業は約９割に　会員企業の経営調査発表

　日本ゴム工業会は10月27日、ホテル阪急インターナショナル（大阪市）で第30回幹事会を会場とＷＥＢによるハイブリッド方式で開催した。幹事会では、事務局からゴム製品の生産および輸出入概況報告、最近の資材動向、令和４年度会員企業の経営指数調査の結果概要、労務委員会関係事項、環境委員会関係事項などが報告された。また、大阪においては４年ぶりに懇親会が開かれ、会員間で親睦を深めた。

増収企業は64社
経営関係事項
　◆会員企業の売上高
　会員企業の経営指数調査は１９６７年に開始され、今回は今年６月に実施した。会員企業95社を対象とし、うち回答した74社の結果を集計した。回答した74社の業種別内訳をみると、自動車タイヤ４社、工業用品43社、履物４社、その他23社。企業規模別内訳は、従業員数３０００人以上が６社、１０００～２９９９人が７社、３００～９９９人が21社、１００～２９９人が22社、99人以下が18社。中小企業基本法の定義による規模別では、大企業が23社、中小企業が51社となっている。
　調査項目は、回答企業単体の令和４年度決算数値を対象とし、収益性、資本構成、生産性に関する11種目の指数を集計した。
　その結果、令和４年度の売上高は増収企業が64社