JPMAが定期総会を開催 生産量が前年比8・4%減に

2023年06月06日

ゴムタイムス社

 日本ゴム精練工業会(JPMA、畑中康平会長)は5月29日、2023年度定期総会を東京の大手サンケイプラザで開催した。
 総会では、会場とオンラインのハイブリットで開催。会場で正会員12社と賛助会員1社、オンラインで計9社が参加した。

 冒頭、畑中会長は「コロナ禍でロシアのウクライナへの侵攻、米中貿易摩擦など外部環境が変化するなか、原材料の不足や材料費の高騰、人手不足など、様々な課題が浮き彫りになっている」と世界情勢について触れたほか、「内閣府が発表した2023年1~3月期GDP統計によると、実質GDPは前期比+0・4%、前期比年率+1・6%と3四半期ぶりにプラス成長した。ただし、ゴム産業を見ると、出荷金額は価格改定などが反映されてプラスになっているものの、数量の面ではコロナ前まで回復していない」と、ゴム産業の厳しい状況を伝えた。また、畑中会長は「3年半ぶりに対面で開催できてよかった。懇親会はオンラインでも開催できるが、会員相互の懇親を深めるという意味では、対面は大切だ。今後も会員の皆様のお役に立つ活動を続けていきたい」とあいさつした。

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