ＤＩＣの子会社　ハローキティとコラボ

　ＤＩＣは５月24日、子会社であるＤＩＣグラフィックスが、サンリオと共同し、ＤＩＣカラーガイドの人気シリーズ「日本の伝統色」とサンリオの世界的な人気キャラクター「ハローキティ」がコラボレーションした「日本の伝統色　ハローキティ」を５月30日から１０００セットの数量限定で発売すると発表した。
　同社グループは、１９０８年に印刷インキの製造と販売で創業し、現在は印刷インキや有機顔料で世界トップシェアの化学メーカーとなる。国内シェア90%を誇る色見本帳「ＤＩＣカラーガイド」は、印刷・出版、ファッション、インテリア業界など色に関わる業界で幅広く活用されている。
　「彩りと快適を提供し、人と地球の未来をより良いものに–Ｃｏｌｏｒ＆Ｃｏｍｆｏｒｔ　–」という経営ビジョンのもと、グループとして色彩文化を世界に広く発信し、色の魅力を訴求するブランディング活動にも注力している。
　このたび、日本古来の文化を背景にした「ＤＩＣカラーガイド 日本の伝統色」と、世界中で愛されるサンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とのコラボレーショアイテム「日本の伝統色　ハローキティ」の発売が実現した。
　今回発売する商品は、「ＤＩＣカラーガイド 日本の伝統色」をモチーフに平安時代の彩りの着物をまとった和の情趣あふれる陶器製の「ハローキティ」となる。
　古来より高貴な色とされる濃紫（こきむらさき）や黄丹（おうに）、歌にも詠まれている朱華（はねず）などの雅やかな色彩は、ＤＩＣグラフィックスが提供する「ＤＩＣカラーガイド　日本の伝統色」から引用されている。それぞれ伝統色の着物をまとってお雛様のように並ぶハローキティには、色の由来文も添えられている。
　たとえば、秋の七草から採られた「桔梗色（ききょういろ）」は、王朝人が季節に合わせて着用した「襲（かさね）の色目」にもみられる色となる。
　同社は、ハローキティと一緒に平安の彩りに触れ、日本の伝統文化に想いを馳せてほしい、と述べている。
　商品名は、日本の伝統色ハローキティ（12体セット／陶器製／桐箱入り／由来解説文表記、日本語・英語）、発売日は２０２３年５月30日、販売数は１０００セット限定（１セット12体入り）、販売価格は、１万７３８０円（税込）、サイズは、桐箱ケース（横幅２１９ｍｍ×高さ２０２ｍｍ×奥行41 ｍｍ）、ハローキティ１体（横幅46・５ｍｍ×高さ60・０ｍｍ×奥行37・５ｍｍ）となる。