ヘルスケアは増収減益 相模ゴムの4~12月期

2023年02月16日

ゴムタイムス社

 相模ゴム工業の23年3月期第3四半期連結決算は、売上高が44億8000万円で前年同期比7・4%増、営業利益は6億4800万円で同27・7%減、経常利益は12億3600万円で同7・5%増、四半期純利益は9億3700万円で同9・8%増となった。
 ヘルスケア事業の売上高が33億4300万円で同6・4%増、営業利益は9億4800万円で同17・6%減となった。ヘルスケア事業の国内売上は軟調に推移したが、9月に上市した新商品の「サガミオリジナル0・01(ゼロゼロワン)ラージ」の今後の販売動向が注視されている。また、海外売上ではサガミオリジナルシリーズが継続して伸長しているものの、マレーシア工場の原価アップが影響して利益を圧迫した。
 プラスチック製品事業は、売上高が9億6700万円で同11・4%増、営業損失は600万円(前年同四半期は営業利益5000万円)。プラスチック製品事業は、販売価格の見直しにより、売上高は伸長したものの、原油価格の高止まりによるエネルギーや原材料価格の大幅な上昇により、販売価格への転嫁が追い付かず、増収減益となった。
入浴・介護サービス及びその他事業は、売上高が1億6900万円で同5・5%増、営業損失は4700万円(前年同期は5000万円の損失)となった。
 23年3月期通期予想の変更はなく、売上高は54億円で前期比0・3%減、営業利益は8億円で同26・5%減、経常利益は8億円で同45・4%減、当期純利益が5億円で同54・4%減を見込んでいる。

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