トヨックス、新商品投入 日本初、新構造フッ素ホース 

2023年01月27日

ゴムタイムス社

 トヨックス(富山県黒部市、中西誠社長)は、食品・化粧品・製薬業界向けに新構造のフッ素ホース「フッソサーモ-S100℃ホース」(特許取得済み)を1月23日より発売開始した。
 同商品は内層に4フッ化系フッ素樹脂を、外層にはシリコーンゴムを使用した多層補強構造のホースであり、フッ素樹脂とシリコーンゴムの長所を併せ持たせた日本初の商品である。
 その結果、①耐熱100℃対応で油分を含む流体も使用可能②洗浄時130℃スチーム(短時間)使用可能で洗浄効率が良い③従来のフッ素ホースに比べ大幅に柔らかい、という従来にない特徴を兼ね備えた。
 耐熱性では、従来のフッ素ホース(同社商品)の使用温度上限である80℃を超える100℃まで使用が可能。シリコーンホース(同社商品)では70℃を超える油分を含む流体は流せなかったが、同商品では100℃まで対応でき、より幅広い用途に対応が可能となった。
 ホース洗浄では、従来は耐熱性に優れスチーム洗浄もできるシリコーンホースを使用しても臭いや着色を洗浄するには時間がかかっていた。また、非粘着、撥水性に優れたフッ素ホースを使用する場合も80℃までの温度でしか洗浄ができず、同様に洗浄時間がかかることが問題となっていた。
 フッソサーモ-S100℃ホースは130℃のスチーム洗浄(短時間)が可能となり、フッ素ホースの80℃温水洗浄との比較では洗浄時間が1/2に、シリコーンホース比では130℃スチーム洗浄で1/3の洗浄時間で臭い残りを無くすことができ、着香着色を抑えるメリットがある※。※トヨックス社内規格試験結果(試験条件により結果は異なる)。
 柔軟性では、これまでさらなる柔軟性を求める要望が多く寄せられていた。同商品は外層にシリコーンゴムを使用することで、従来のフッ素ホースに比べて曲げ反発が最大45%低減(同社商品比)となり、配管作業やホースの取り回しが格段にしやすく作業負担の軽減が可能である。
 フッソサーモ-S100℃ホースは内径12・7ミリ、15・9ミリ、19・5ミリ、25・4ミリの4サイズを品揃えする。ホースだけでなくフェルールタイプの加締品も同時に品揃えし、液だまりしにくい構造からコンタミ防止や洗浄性を高めている。
 ホースは食品衛生法(令和2年厚生労働省告示第196号)に適合。FDA DMF TypeⅡ(No・25486)登録品となっている。
 同社では今回の新商品の発売により、機能向上による作業性や生産性を改善し現場ユーザーの課題解決に役立ち、食品、化粧品、製薬業界への拡販を狙うとしている。また、洗浄時間の短縮による上水や洗浄剤の使用量の減少、それに伴う電気代の低減から、脱炭素社会の実現に向けた環境負荷の少ない「生産ロス減による使用材料の削減」「省エネルギー化の推進」にも貢献できるものと考えている。

フッソサーモ-S100°Cホース

 

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