ダウ、廃棄物根絶から転換へ サステナビリティ目標を加速

2022年10月27日

ゴムタイムス社

 ダウは10月26日、「廃棄物の根絶」目標を「廃棄物の転換」目標へと拡大することにより、2020年に設定したサステナビリティ目標を加速させることを、17日に発表したと発表した。

 2030年までに、同社はプラスチック廃棄物やその他の代替原料を変換することで、年間300万tとなる循環型・再生可能なソリューションを商業化する。この目標を実現するために、同社は廃棄物を回収、再利用またはリサイクルする産業エコシステムを構築し、急速に増加する需要への対応に向けたポートフォリオを拡大することによって、廃棄物をなくすための取り組みを拡大していく。

 2030年までに年間300万tの循環型・再生可能ソリューションを生産するために必要な廃棄物は、同社の当初の目標である100万tを上回ることが予想される。

 目標拡大に向けて、課題への注力、説明責任の強化、強固な意思決定を通じた成果達成を加速するために、同社はこのほど、パッケージング・アンド・スペシャルティプラスチック事業部内に新しいビジネスプラットフォーム「サーキュラー・再生可能ソリューション」を立ち上げた。ダニエラ・ソウザ・ミランダ氏が、グローバル・ビジネス・ディレクターとしてこの新しいビジネスプラットフォームの指揮を執る。

 修正目標に対する進捗は、同社の環境・サイエンス・ガバナンス報告書「INtersections」に記載される。

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