TOYO TIREが協力 奈良警察署の交通安全イベント

2022年10月04日

ゴムタイムス社

 TOYO TIREは9月30日、奈良警察署が「秋の交通安全県民運動」の一環としてイオンモール高の原で25日に実施した交通安全イベントに、同社グループが協力したと発表した。同イベントではドライブシミュレーターを用いたタイヤ安全啓発活動を行い、タイヤに起因する事故の防止を訴求した。

 同社および国内販売子会社のトーヨータイヤジャパンは、2019年以降、ドライバーに日常のタイヤ点検の重要性を伝えるため、ドライブシミュレーターを活用したタイヤ安全啓発活動に取り組んできた。今年も全国6ヶ所のイオンモールで順次実施している。

 同シミュレーターのソフトは、同社グループが独自に開発したプログラムで、コンピューター制御により、タイヤの摩耗度による雨天時の制動距離の違いやハイドロプレーニング現象の発生、空気圧の違いによる操縦安定性の違いなどを疑似的に体験できる。

 今年6月、トーヨータイヤジャパンが出展した交通イベントで、同シミュレーターを体験した奈良警察署の職員が興味を持ったことがきっかけとなり、奈良警察署主催の同イベントへの協力が決まった。同社が警察と連携してタイヤ安全啓発を行なうことは今回が初めてとなる。

 ドライブシミュレーターは1日で約60名が体験を行い、アンケート結果では体験者の98%が「タイヤの安全に対する意識が高まった」と回答した。「日常では体験できない体験ができてよかった」「運転技術以上に、タイヤの安全が第一だと感じた」といった感想もあった。

 また、偏摩耗、摩耗、キズ・ひび割れといった整備不良タイヤの実物も展示し、実車を使ったタイヤ点検のポイントや空気の補充方法のレクチャーも行った。参加者からは「摩耗したタイヤと適正なタイヤの見分け方は?」「どのように空気を入れるのか?」など、タイヤの日常点検を自身で行なうことを前提にした質問があった。希望者には同社グループスタッフが自家用車のタイヤ点検を行い、タイヤの適正使用、安全運転をサポートした。

 同社は今後も安全啓発活動の充実を図り、ドライバーにタイヤの適正使用の重要性を訴求していくとしている。

 

イベント会場のようす

イベント会場のようす

ドライブシミュレーター

ドライブシミュレーター

整備不良タイヤの説明

整備不良タイヤの説明

タイヤ点検

タイヤ点検

奈良警察署交通第一課

奈良警察署交通第一課

 

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