三井化学、アンケート結果公開 「買い物時の環境意識調査」

2022年09月22日

ゴムタイムス社

 三井化学は9月21日、カーボンニュートラル・サーキュラーエコノミーの実現に向けて、バイオマス・リサイクル関連事業の展開を加速させるべく、新たな事業機会創出のポイントとなる消費者の買い物時の環境意識についてアンケート調査を実施し、BePLAYER/RePLAYERのWEBサイトに結果を公開したと発表した。調査は全国の20代から60代の男女400人を対象に行われた。

 カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けて、消費者の意識変容と行動変容は欠かすことのできない動向となる。同社は今回、新たな事業機会の探索・創出のポイントとなる「消費者の買い物時の環境意識」を調査し、ホワイトペーパーとして公開した。

 調査結果のトピックスは以下の3点となっている。

①消費の現場におけるプラスチックの環境問題への対策は、より一層重要度が増す
 全体の約6割が、消費の現場におけるプラスチックの環境問題への対策は重要度が増すと回答した。特に50・60代女性では、8割近くが重要度が高まっていると回答しており、年代が上がるにつれて環境への意識が高まっているとの結果となった。
②意識の高い層は、既に環境に配慮した購買行動を始めている
 買い物時に「環境に配慮された商品を選ぶか?」という調査では、環境意識の高い層の約6割が、環境に配慮された商品を選ぶと回答した。選ばないと回答したのはわずか4%であった。
③バイオマスプラスチックの選択意向が高い
 バイオマスプラスチックの認知度は全体の約7割だった。環境意識の高い層では実に8割以上がバイオマスプラスチックを認知している。選択意向についても、環境意識の高い層では7割以上が積極的に選ぶと回答した。

 今回の調査結果では、消費者の環境意識の高まりが見て取れる結果となった。消費の現場においてプラスチックの環境問題への対策は一層重要度が増すと回答する割合が非常に高いこと、環境意識の高い層は既に消費の現場において環境配慮商品を優先的に選択する意向を持っていることから、同社は、より一層商品の充実を図り、消費者の選択肢を増やす取り組みが重要であるとしている。

買い物時の環境意識調査

買い物時の環境意識調査

 

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