マテリアルは増収減益 旭化成の4~6月期

2022年08月05日

ゴムタイムス社

 旭化成の2023年3月期第1四半期決算は、売上高が6704億4100万円で前年同期比14・9%増、営業利益は493億6100万円で同18・4%減、経常利益は515億3500万円で同20・9%減、四半期純利益は298億3100万円で同35・7%減となった。
 環境ソリューション事業、モビリティ&インダストリアル事業、ライフイノベーション事業で構成されるマテリアルセグメントの売上高は3394億円で同21・4%増、営業利益は268億円で同13・9%減となった。 マテリアルでは、円安や石化製品市況の高騰等を受けた価格転嫁が進んだ。またデジタルソリューション事業で販売数量が増加した一方、半導体不足による自動車減産等に伴いセパレータやエンジニアリング樹脂等などの販売数量が減少した。
 このうち、基礎原料やポリマー、合成ゴム、エラストマーなどが含まれる環境ソリューション事業の売上高は1499億円で同25・8%増、営業利益は102億円で同29・1%減となった。
 一方、繊維やモノマー、高機能ポリマー、化学品原料などが含まれるモビリティ&インダストリアル事業の売上高は925億円で同22・7%増、営業利益は52億円で同37・0%減となっている。

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