シール事業は13%増収 バルカーの4~6月期

2022年07月27日

ゴムタイムス社

 バルカーの23年3月期第1四半期連結決算は、売上高が142億6300万円で前年同期比17・4%増、営業利益が20億4600万円で同76・8%増、経常利益が22億100万円で同77・6%増、四半期純利益は14億8700万円で同103.1%増となった。  

 セグメント別では、シール製品事業の売上高は95億8200万円で同12・9%増、セグメント利益は17億3400万円で同68・8%増となった。半導体製造装置・デバイスなど先端産業市場の販売が高水準に推移したことに加え、国内のプラント定期修繕の動向を反映してプラント市場の売上が増加した。
 機能樹脂製品事業の売上高は39億2200万円で同31・0%増、セグメント利益は3億3200万円で同93・6%増となった。半導体製造装置・デバイスなどの先端産業市場向け及び高機能化学品プラントなどのプラント市場向けの需要がともに拡大した。
 シリコンウエハーリサイクル事業他の売上高は7億5800万円で同13・5%増、セグメント損失は2000万円(前年同期はセグメント損失4100万円)となった。主力事業は堅調に推移したものの、新規事業分野を含むH&S事業の販売が停滞した。  

 なお、23年3月期通期見通しは、売上高は560億円で前期比5・3%増、営業利益は65億円で同6・8%減、経常利益は67億円で同6・9%減、当期純利益は48億円で同0・8%減を予想している。

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