エポキシ樹脂、硬化剤値上げ DIC、7月7日納入分より

2022年06月30日

ゴムタイムス社

 DICは6月24日、電子部品の絶縁材や接着剤、塗料などに使用されるエポキシ樹脂およびエポキシ樹脂硬化剤製品について、7月7日納入分より価格改定すると発表した。

 価格改定幅は、エポキシ樹脂ではビスフェノールA型は90円/kg以上、ビスフェノールF型は130円/kg以上、ノボラック型固形、溶液は110~150円/kg以上、難燃型は100円/kg以上、難燃剤は150円/kg以上、ノボラック系硬化剤は130円/kg以上、アミン系硬化剤は40円/kg以上、その他対象製品が50円/kg以上となる。

 同社は今年1月に同製品の価格改定を実施したが、その後も原料ごとの需給バランスをベースにした市況が高騰し、原材料の価格が上昇し続けている。これに加えて、ユーティリティーコストの著しい上昇や急激な為替変動も新たなコスト負担になっている。同社は、これらのコスト上昇を自助努力だけで吸収することは極めて困難な状況にあるとしており、今後の製品の安定供給と事業継続を図るためには、価格改定が避けられないと判断し、価格改定を決定した。

関連キーワード: ··

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー