パイクスピークで総合優勝 横浜ゴムのアドバン装着車

2022年06月29日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは6月27日、同社のアドバンレーシングタイヤ装着車が、2022年6月26日に米国・コロラド州で開催された「第100回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にて総合優勝したと発表した。ヨコハマタイヤ装着車が総合優勝するのは2020年以来2年ぶりとなる。今回総合優勝したのはアンリミテッドクラスに出場したRobin Shute選手が駆る「2018 Wolf TSC-FS」で10分9秒525を記録した。

 Robin Shute選手は予選において、同社が「全日本スーパーフォーミュラ選手権」で供給している「アドバンA005(ドライ用)」を装着し内燃機関車でのコースレコードを更新した。所々、濃霧により視界が悪くウェットコンディションとなった決勝では、同選手権に供給している「アドバンA006(ウェット用)」を装着し、丁寧で力強い走りにより総合優勝を果たした。アドバンレーシングタイヤ装着車はそのほかにも、オープンホイールクラスでCodie Vahsholtz選手の「2013 Ford Open」が、タイムアタック1クラスでDavid Donohue選手の「2019 Porsche GT2 RS Clubsport」がそれぞれクラス優勝するなどヨコハマタイヤ勢が活躍した。今年初供給となったバイオマス由来のブタジエンゴムを採用した「アドバンA052」を装着してエキシビションクラスに参戦したBlake Fuller選手の「2021 Tesla Model S Plaid」はクラス6位で完走を果たした。また、「アドバンA052」のワンメイクで競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」クラスではCam Ingram選手がクラストップでフィニッシュした。

 「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレースとして知られる。ヨコハマタイヤ装着車は2020年の総合優勝に加え、2021年に2部門でクラス優勝した。今年は全エントリー72台中23台がヨコハマタイヤを装着して参戦した。

 

総合優勝した「2018 Wolf TSC-FS」

総合優勝した「2018 Wolf TSC-FS」

バイオマス素材使用の「ADVAN A052」装着

バイオマス素材使用の「ADVAN A052」装着

 

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