ニュル24時間参戦を発表 TOYO TIRE

2022年03月15日

ゴムタイムス社

 TOYO TIREは3月11日、ドイツ・ニュルブルクリンクで2022年5月26日から29日にかけて開催される「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」、および2022年3月26日に同サーキットで開幕する「NLS耐久シリーズ」に参戦すると発表した。

 同社が欧州でのレース活動の中心として取り組む「ニュルブルクリンク24時間耐久レース」は、世界でも過酷な耐久レースとして知られている。同レースが開催されるニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置する全長約25kmのサーキットで、GPコースと呼ばれる約5kmの通常サーキットと、ノルドシュライフェ(北コース)と呼ばれる約20kmのサーキットで構成される。特に北コースは、約300mの高低差があり、170ヶ所を超えるコーナーや外側の傾斜面を高くしたヘアピンカーブが待ち受けている。山間部特有の急な天候変化に見舞われやすく、このコースを24時間走る同レースには、自動車やタイヤの総合的な性能を追求する場として多くのメーカーが参戦している。同社は、同レースに向けて行なわれる「NLS耐久シリーズ」にも出走する予定としている。

 今年から同社は参戦体制を刷新し、ニュルブルクリンク近郊で10年以上に渡りレース活動及び車両製作を手がけるレースチームRing Racingとパートナーシップ契約を締結した。同社が投入するTOYOTA GR Supra GT4向けにレースタイヤを開発、供給し、TOYO TIRESブランドの訴求を図る。

 同社は、中期経営計画「中計’21」において、欧州に最高水準の技術を投下し、R&Dセンターで性能を研鑽して商品の差別化を図り、ブランディング強化に取り組むことを発表した。今後もモータースポーツ活動を通じて得られるデータや経験を商品開発に活用し、高品質、高機能なタイヤをグローバルに届けていくとしている。

TOYOTA GR Supra GT4

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