日本ゼオンが出資 東大IPC運用のファンドに

2022年02月15日

ゴムタイムス社

 日本ゼオンは2月10日、東京大学協創プラットフォーム開発「東大IPC」が組成するファンド「オープンイノベーション推進1号投資事業有限責任組合(AOI1号ファンド)」へ出資したと発表した。

 同社は、2030年のビジョン実現に向けた全社戦略に「既存事業の磨き上げ」と「新規事業の探索」を掲げ、持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を目指している。

 「AOI(アオイ)1号ファンド」は、東京大学に関連するオープンイノベーション活動の推進を目的として、「企業とアカデミアとの連携によるスタートアップの育成・投資」というコンセプトで組成された。企業アセットを有効活用する初期段階スタートアップ、JVによる新会社設立、およびカーブアウトベンチャーへの投資を通じ、新たな分野におけるオープンイノベーションの創出を目指す。また、東京大学関連スタートアップと企業との協業関係構築も積極的に進めるファンドとなっている。なお、「AOI1号ファンド」への出資者は、化学専業企業としては同社のみとなっている。

 同社は、「AOI1号ファンド」への出資を通じ、スタートアップ等との協業により、新規事業創出を通じた社会課題解決への貢献を目指していくとしている。

 

東大IPC運用のファンドへ出資

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