ブリヂストンが拠点集約 自動車用シートパッド製造

2021年10月11日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは10月8日、国内自動車用シートパッド製造拠点を集約すると発表した。同社は現在、国内グループ会社のブリヂストンケミテック(BSCT)とブリヂストン化成品(BDCP)で自動車用シートパッドを製造。BSCTでは上尾製造所、名張製造所、防府製造所、BDCPでは鳥栖工場の4拠点で自動車用シートパッド製造しているが、現在の4拠点(BSCTの上尾、名張、防府製造所とBDCP鳥栖工場)については2023年末にBSCTの上尾製造所を閉鎖し3拠点に集約する(閉鎖予定時期は2023年第4四半期としている)。
 同社は今年2月に発表した中期事業計画(2021―2023)に沿って、多角化事業の再編を検討、実行している。その中で、自動車用シートパッド事業の今後のあり方を総合的に検討した結果、今回の製造拠点集約が同事業の体質強化に資するものと判断、今回の決定に至ったとしている。  

 BSCT上尾製造所の従業員については、豊富な経験とスキル、仕事への熱意、そして強いチームワークを併せ持っており、引き続きBSCT 他製造所などで活躍してもらうことを前提に検討を進めていく。また、取引先及び地域社会に対しては、「影響が最小限になるよう十分配慮した上で、適切に対応していく」(同社)としている

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