タイヤ技術応用の杖先ゴム 住友ゴムが共同開発

2021年08月19日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は8月18日、カインドウェアと共同で、同社のスタッドレスタイヤの技術を応用したステッキ用の新しい杖先ゴムを開発したと発表した。同製品「エリクシィ」は、同社が展開するヘルスケアブランド「KINDCARE」から、8月23日に発売する予定。

 「エリクシィ」の特徴として、次の3点が挙げられる。

 1点目は「交換サイン付き」。白いゴムを内包した二重構造になっており、ゴムがすり減ってくると、交換時期のサインとなる白いゴムが現れる。「杖先ゴムの交換時期がよく分からない」という顧客の声は多く、そんな悩みを解決してくれる工夫がされている。

 2点目は「強いグリップ力」。底面中央の突起とトレッド形状により濡れた路面でのグリップ力が向上、杖先ゴムが路面をしっかりとキャッチし、安全な歩行をサポートする。

 3点目は「高い耐寒性、オールシーズン対応」。エリクシィはスタッドレスタイヤの技術を応用した専用ゴムを使用しているので、雪の日や寒い日でも硬化・劣化しにくく、路面をしなやかに捉え、オールシーズンに対応している。

 同社は、車いす用可搬形スロープ、骨盤まわりをサポートするインナーウエア「ナチュアシスト」、水枕・保冷用具など、さまざまなヘルスケア用品を提供している。今後も安心・安全・快適な暮らしを支える高機能商品を拡充していくとしている。

 

杖先ゴム「エリクシィ」①

杖先ゴム「エリクシィ」①

杖先ゴム「エリクシィ」②

杖先ゴム「エリクシィ」②

トレッド形状

トレッド形状

 

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