ベルト事業は国内外で回復 三ツ星ベルトの4~6月期

2021年08月16日

ゴムタイムス社

 三ツ星ベルトの22年3月期第1四半期決算は、売上高が192億6300万円で前年同期比33・9%増、営業利益が23億1700万円で同118・5%増、 経常利益が26億1500万円で同116・3%増、 四半期純利益が16億5400万円で同80・9%増となった。
 セグメント別にみると、国内ベルト事業の売上高は70億200万円で同18・8%増、営業利益は20億2700万円で同66・2%増。
 自動車用ベルトは、国内メーカーの生産の回復に伴い、組み込みライン用の売上高が増加した。一般産業用ベルトは、工作機械やロボット業界向けの需要回復とともに、農業機械向けの補修用需要も好調で売上高が増加した。搬送ベルトも食品業界や物流業界向けがいずれも増加した。
 海外ベルト事業の売上高は94億200万円で同62・9%増、営業利益は12億5000万円で同174・7%増。
 自動車用ベルトは、米国ではスノーモービルや多用途四輪車向けの需要が大幅に回復し、東南アジア・中国においても二輪車用・四輪車用ともに売上高が増加した。一般産業用ベルトは、主に東南アジアにおいて農業機械向けの需要が前年度後半より回復傾向が続いており、売上高が増加した。また、OA機器用ベルトについても売上高が増加した。
 建設資材事業の売上高は16億400万円で同1・2%減、営業利益は8400万円で同23・2%減となった。
 エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入商品等が含まれるその他の売上高は12億5400万円で同14・3%増、営業利益は7500万円(前年同期は営業損失7400万円)となった。
 なお、22年3月期通期の連結業績予想は、売上高は700億円で前期比7・9%増、営業利益は73億円で同46・9%増、経常利益は73億円で同26・8%増、当期純利益は53億円で同30・3%増を見込んでいる。

関連キーワード: ··

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー