科学の楽しさ伝える教育授業 ダウ日本、オンラインで実施

2021年02月18日

ゴムタイムス社

 ダウ・ケミカル日本は2月16日、三田国際学園中学校(東京都世田谷区)の生徒たちに、科学分野での仕事のやりがいや楽しさを伝える教育プログラム「カガクのチカラ」を2月6日にオンラインで実施したと発表した。ダウ日本グループ(同社、ダウ・東レ)のボランティア社員10人が講師となり、約130名の受講を希望した中学2年生と3年生の生徒を対象に、科学が持続可能な社会を築く上で果たす役割やキャリアについて語り、生徒たちとワークショップを行った。

 プログラムには同社の桜井恵理子代表取締役社長も参加し、仕事のやりがいやリーダーシップ、ワークライフバランスについてなど、生徒たちからの活発な質問に回答した。同社は2017年より都内中学校に教育プログラムを提供してきたが、コロナ禍を受け2020年度は延期となり、4回目となる今回のプログラムは初のオンラインでの実施となった。

 同社は科学分野における次世代育成に貢献すること、また生徒に社会で働くことの面白さを感じてもらうことを目的に、「NPO法人じぶん未来クラブ」と協働で教育プログラムを企画してきた。オンラインで実施された今回のプログラムでは、動画やチャット機能を利用してボランティア社員や桜井社長との質疑応答コーナーを充実させ、生徒たちがより意欲的に参加できるプログラムを目指した。生徒たちからは、「会社は辛いことだけでなく、学校より楽しいところもあると聞けて良かった」「遠回りをしても最終的にはやりたいことがやれるようになると聞き、目の前のことを頑張りたいと思った」など、多くの感想が寄せられた。

 同社は、STEM教育への貢献として、今回のプログラムの他、循環型経済に関する出張授業を提供し、日米の官民パートナーシップである「TOMODACHIイニシアチブ」のパートナー企業を務めるなど、持続可能な社会の構築や次世代の科学者育成、女性のさらなる活躍につながる活動を応援している。

 

参加した社員、桜井社長、大学生ボランティア

参加した社員、桜井社長、大学生ボランティア

 

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