東アジア以外で減収減益 西川ゴムの4~12月期

2021年02月10日

ゴムタイムス社

 西川ゴム工業の2021年3月期第3四半期決算は、売上高は564億7400万円で前年同期比21・9%減となった。利益については、営業利益は20億4600万円で同62・3%減、経常利益は25億7700万円で同56・6%減となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億3400万円で同93・7%減となった。

 日本では、自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は318億4500万円で同21・0%減となり、営業利益は3億2900万円で同86・6%減となった。

 北米では、米国、カナダおよびメキシコでの自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は141億6500万円で同27・7%減となり、営業損失は4億9300万円(前年同期営業利益3400万円)となった。

 東アジアでは、中国での自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は89億7100万円で同3・5%減となったが、営業利益は原価低減活動が奏功し13億5200万円で同106・8%増となった。

 東南アジアでは、ASEAN地域での経済活動の回復の遅れで自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は49億300万円で同43・2%減となり、営業利益は8億6700万円で同64・1%減となった。

 通期の連結業績予想は前回発表から売上高と親会社株主に帰属する純利益は下方修正、営業利益と経常利益は上方修正が行われている。売上高は811億円で前期比16・6%減、営業利益は39億円で同43・0%減、経常利益は40億円で同46・6%減、親会社株主に帰属する純利益は7億円で同84・4%減を見込んでいる。

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