減収企業は4社 プラ機械6社の4~12月期 

2021年02月19日

ゴムタイムス社

 プラスチック機械大手6社の21年3月期第3四半期連結決算が出そろった。(日精エー・エス・ビー機械は21年9月期決算)。新型コロナの影響による販売の落ち込みが続き4社で減収となったほか、利益も4社で減益となっている。

 ◆日精樹脂工業
 売上高は293億6700万円で前年同期比0・6%増、営業利益は9億2900万円で同22・2%減となった。
 ネグリ・ボッシグループを連結子会社化したことや主力である射出成形機の需要が緩やかに回復し始めたこと等により増収となった一方で、周辺機器の売上および金型等の売上が減少したこと等により、減益となった。日本は自動車関連の需要低調により減収減益。欧米はNEGRI BOSSIグループを新たに取り込んだことで増収。ただ、新型コロナ拡大により営業活動が停滞したことで利益は減少した。アメリカやアジアでは増収増収だった。

 ◆日精エー・エス・ビー機械
 売上高は78億8600万円で前年同期比34・3%増、営業利益は19億1800万円で同172・0%増だった。
 米州は、消毒液や生活必需品等の容器需要の高まりを受け、北米を中心に好調な引き合いが続き、増収増益だった。欧州は、欧州各国での経済活動再開後は、中小型機を中心に引き合いが好調に推移し、増収。また、増収効果に加えて展示会費用の減少等で増益となった。南・西アジアは、インドを中心に中小型機の引き合いが徐々に復調し、増収増益となった。東アジアは、前期末の売上増の反動により減収となったが、利益面では展示会費用の減少等により増益だった。

 ◆カワタ
 売上高は127億2900万円で前年同期比21・9%減、営業利益は4億9000万円で同64・2%減となった。
 地域別では、日本は、日用雑貨や容器・物流関連は比較的堅調に推移したものの、自動車関連については引き続き低調で減収。東アジアは、米中貿易摩擦の長期化に加え、新型コロナウイルス感染拡大の収束に伴い中国国内では経済活動は回復傾向にあるものの、民間設備投資については回復するまでには至らず損失。東南アジアは、タイ、インドネシアの自動車関連を中心とした設備投資意欲の減退に加え、同感染症拡大に歯止めがかからず、経済活動の制限が続いていること等により損失。北中米は、米中貿易摩擦の長期化および同感染症に伴う経済活動の制限が続いていること等により引き続き低調で損失となった。

 ◆ユーシン精機
 売上高は127億1300万円で前年同期比16・3%減、営業利益は15億1500万円で同7・1%減となった。北米では医療関係を中心に堅調に推移したものの、設備投資意欲の減退により日本での取出ロボットの販売が前年同期比で減少。また、欧州での特注機は一定の売上があったものの、納品時期の違いにより、前年同期比では減収となった。営業利益については、引き続き経費削減に努めたものの、連結売上高の減少により前年同期比で減益となった。 

 ◆住友重機械工業
  プラスチック加工機械事業が含まれる精密機械部門の売上高は1286億円で同5・0%減、営業利益は143億円で同31・0%増となった。プラスチック加工機械事業は、中国の電気電子関連の需要の回復や欧米での需要の増加により受注は増加した。一方、受注から売上までリードタイムがあることから売上、営業利益ともに減少した。その他精密機械事業は、半導体関連の需要が調整局面で受注は減少したものの、受注残があったことから売上、営業利益ともに増加した。

 ◆日本製鋼所
 樹脂製造・加工機及び成形機が含まれる産業機械事業は成形機が減少したことにより、売上高は1130億6800万円で同11・6%減、営業利益は130億5500万円で同12・9%減だった。

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