スタートアップ企業を支援 三菱ケミカルHDがGLと

2020年11月26日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルホールディングスは11月18日、同社と、気候変動に関するソリューション(Climate Tech)に取り組むスタートアップの支援を手掛ける北米最大のインキュベーターであるGreentown Labs(以下「GL」)が、共同でアクセラレータープログラムである「The KAITEKI Challenge―Reimagining Proteins,Plastics,and Packaging」を立ち上げたと発表した。

 両者は、このプログラムを通じ、代替タンパク質、プラスチックリサイクル及び食品ロスの削減など、日常生活における持続可能な消費を可能とする技術やビジネスモデルを有するスタートアップをグローバルに募集し、選定したスタートアップを支援すると同時に、同社グループ企業との協業推進、ライセンス契約、投資を含め、事業化に向けたパートナーシップを深めていく。

 地球温暖化を始めとする環境問題、社会問題が叫ばれる中、同社とGLとは、同社の経営理念である「KAITEKI」と呼応する今回のプログラムにより、サーキュラーエコノミーに関するイノベーションを加速させ、環境・社会課題の解決に積極的に取り組んでいくとしている。

 同プログラムの募集期間は2020年11月17日~2021年2月10日で、募集テーマは①代替タンパク質、②プラスチックリサイクル、③食品ロス削減に関する画期的技術・ビジネスモデル。支援内容は「同社グループ企業との協業推進、並びに同社経営陣との面談機会」「北米最大のClimate TechインキュベーターであるGLのネットワークと支援体制へのアクセス」「助成金2万5000USドル」「協業を深めるため、双方合意の上での株式出資検討」となっている。

 募集要項の詳細は同社特設サイト(https://www.mitsubishichemhd.co.jp/information/00994.html)または、GLのThe KAITEKI Challenge特設サイト(https://greentownlabs.com/kaitekichallenge/)から閲覧できる。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー