国内6工場で生産調整へ 住友ゴムがコロナ影響で

2020年04月27日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は4月24日、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う需要減少などにより、国内工場の生産調整を実施すると発表した。年初に決定していた一斉休日に加え、一定期間稼働を休止する。

 タイヤを生産する名古屋工場、白河工場、泉大津工場、宮崎工場の4拠点については、年初から予定していた5月2~5日の一斉休日に加え、4月27日~5月1日、5月6日~10日の計10稼働日にわたり稼働を一時休止することとした。泉大津工場の医療用精密ゴム部品については稼働を継続する。

 また、ゴルフボールを生産する市島工場は、年初から予定していた5月2~6日の一斉休日に加え、4月29日~5月1日、5月7日~10日の計7稼働日にわたり稼働を一時休止する。さらに、ゴルフクラブを生産するダンロップゴルフクラブは、年初から予定していた5月2~6日の一斉休日に加え、4月27日~28日、4月30日~5月1日の計4稼働日にわたり稼働を一時休止する。

 同社は感染防止のため、手洗いやうがい、マスク着用推奨などの対策を従業員に周知し、在宅勤務や時差出勤も推進している。今後も社内外への感染拡大防止と関係者・社員の安全確保を最優先に、政府方針や行動計画に基づき迅速に対応していくことにしている。

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