平泉洋行 海洋ドローン製品の取り扱いを開始 環境・社会問題に貢献する製品に力

2020年02月17日

ゴムタイムス社

 平泉洋行(東京都台東区、戸張傳二郎社長)の前期(19年12月期)は減収増益となる見通しだ。

 ユニット別では、売上構成比の約7割を占めるエラストマーユニットは、半導体関連の落ち込みが響き、減収減益の見込み。ただ、半導体関連も徐々に復調の兆しが見えるほか、建築資材向けの整泡剤は順調に推移した。

 エッチ・アンド・ケーユニットの前期は、国内の需要停滞を中国や台湾など海外向けの伸長でカバーしてほぼ前年並み。H&Kでは昨年9月にタイで開かれた展示会「METALEX2019」に出展し、ポリウレタン系ピーラブル塗料のHEI-MEX(ハイ-メックス)のPRを行うなど、東南アジアを中心に市場深耕を図っている。

 機械ユニットは増収増益となり、前期の増益に貢献した。取扱製品では、ゴム用成形加工機械で新規案件が獲得できた他、CAEソフト「シグマソフト」も徐々に伸びているという。

 今年6月に創立100周年を迎える同社が今期注力する商材は、まず水上に浮遊するゴミ(マイクロプラスチック含)や重油を回収する仏製の海洋ドローン「JELLYFISHBOT(ジェリーフィッシュボット)」がある。今年に同社が総代理店となり、取扱いを始めた同製品は、クラゲ(ジェリーフィッシュ)とロボットとの造語で、IP68(防塵・防水性能基準の最高レベル

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