WBCSDへの加盟を発表 ランクセス 「持続可能」強化

2020年01月30日

ゴムタイムス社

 ランクセスは1月29日、持続可能性への取り組みを一層強化するため、20年1月1日付けで「持続可能な開発のための世界経済人会議」(WBCSD)に加盟したと発表した。

 WBCSDは、持続可能な発展を目指すグローバル企業団体で、会員企業のCEOが主導し、協働で調査や提言活動などを行っている。中心となる活動プロジェクトは6つあり、例えば、「気候変動・エネルギー」や「循環型経済」などのプロジェクトを通して、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の実現を目指している。WBCSDの会員企業数は約200社にのぼり、これらの企業の総従業員数は1900万人、総売上高は8・5兆米ドル。

 マティアス・ツァハト同社CEOは、「持続可能性への取り組みは、様々な形で私たちの事業目標を強化する。例えば、資源利用効率の向上、ステークホルダーとの良好な関係性、リスク意識の向上、長期的にメリットのあるコスト構造の構築などに確実に繋がっていく。『持続可能な開発のための世界経済人会議』に加盟できたことを私はとても光栄に感じている。私たちは、他の会員企業と共に持続可能性が事業に重要であることを立証していけると考えている」と述べている。

 同社は、この数カ月間、持続可能性に一層の焦点を当てた事業活動を行っている。2019年11月には、2040年までにクライメイト・ニュートラル(気候中立)を目指すと発表した。また、12月には、自社のリボルビング・クレジット・ファシリティの金利条件を持続可能性の評価基準に関連づけて定めることとした。

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