バンドー化学  ゴムコンベヤは堅調推移 国内は予防保全に注力

2019年10月28日

ゴムタイムス社

 バンドー化学(神戸市中央区、吉井満隆社長)の19年上期の搬送ベルト事業の動向によると、ゴムコンベヤベルト部門は前年同期比で2桁の増収となる見通し。昨年下期から国内の鉄鋼関連向けやバイオマス発電向けが堅調で売上が伸長した。

 一方、樹脂の軽搬送ベルト部門では、食品や物流分野が一桁台後半の伸びを見せ、特に物流分野が好調に推移した。

 特長品の拡販に注力するゴムコンベヤベルトについては、上市後のPRが奏功し、難燃耐油性コンベヤベルト「FR-BIOS」の発電所関連の引き合いが増えてきているという。「難燃重耐油」というキーワードで認知度が高まっており、元請けから製品の指名がかかるケースも出てきている。また、密閉搬送やカーブ搬送が可能な環境対応コンベヤベルトの「パイプコンベヤベルト」のほか、急傾斜搬送用としてフレクスベルコンベヤベルトの需要も高まっている。

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 食品と物流分野を中心に展開する軽搬

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