インドネシアに新工場 カネカG、加工油脂能増

2019年01月08日

ゴムタイムス社

 カネカは1月8日、グループ会社のカネカフーズインドネシア(KFI)がインドネシアに総額約50億円規模の加工油脂製品の新工場を建設すると発表した。市場拡大が続くインドネシアで製菓・製パン素材の事業拡大を図るもので、フィリング製品とマーガリンなどを中心に生産能力を現在の約5倍の年間1万5000tに引き上げる。新工場は昨年12月に着工し、2020年春のに稼動予定。

 インドネシアやアジア地域では、人口増加と中間・高所得層の増加を背景に製菓・ 製パン市場が拡大しており、特にインドネシアはパン消費量が年に5%のペースで増加するなど日本のパン食文化が広まっている。KFIは、2013年の設立以来、現地嗜好に合う製品を開発するとともに、今までにない食感や新たな製法で柔らかいパンを提案することで事業を拡大してきた。

 今後は、マーガリンなどの新製品の開発、拡販や、パンや菓子などの商品提案、顧客の製造サポートなど、顧客ニーズに合わせたソリューション提供を強化して事業展開を加速させ、アジア市場へ日本のパン・菓子文化を広め、売上金額100億円を目指すことにしている。

 

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