ゴムロール特集 宮川ローラー 「技術開発型企業」をさらに推進 展示会尽力で顧客掘り起こし狙う

2018年12月07日

ゴムタイムス社

 宮川ローラー(宮城県利府町、宮川忠直社長)の18年度上期(4~9月)は、主要分野の印刷用、工業用とも満遍なく需要を取り込むことができ、売上は順調に推移した。

 印刷用は市場全体が横ばいにあるなかで、「UV印刷向けとグラビア印刷向けは引き続き安定している」(同社)という。

セーフティインパクト

セーフティインパクト

 UV印刷向けでは、耐溶剤性の高い特殊樹脂ローラーの「グランポール」は、寸法安定性に優れるといった点がユーザーに評価され、ロングラン商品となっている。食品・医療用品のパッケージで用いられるグラビア印刷では、耐溶剤性・帯電防止・高強度を特長とする圧胴ローラー「セーフティーインパクト・α」や耐溶剤性・高強度のファニッシャーローラー「ウレグラ」はユーザーに浸透し、販売は着実に伸長している。

 フィルム関係が中心の工業用も順調だ。フィルム関係では帯電防止・粘着ローラー「ミモザシリーズ」が伸びている。同シリーズではスタンダートタイプの「ミモザ」を軸に、導電性を付与した「カーボレスミモザ」、さらに導電性と耐久性を両立した「スウィードミモザ」、ブリード抑制(非抽出性)の「ブリー

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