ファインケミカル商社特集 三洋貿易 バイオマス由来のカー黒取扱開始 日本や主なアジアで拡販目指す

2018年09月07日

ゴムタイムス社

 三洋貿易(東京都千代田区、増本正明社長)ゴム事業部の18年9月期第3四半期(10~6月)を見ると、国内販売が堅調。分野では自動車部品や建機向けホースなどのゴム原料が好調だった。一方、中国や米国、アセアンの海外拠点は、好調な地域、期待したほど伸びていないところ、「地域によって濃淡がある」(中村浩人ゴム事業部長)と捉えている。

 海外では、中国は着実に売上を伸ばしているものの、値上げや玉不足の影響もあり、当初目標に届いていない状況にある。

 一方、米国は前期の良い流れが今期も継続しているが、トランプ政権の貿易政策により自動車やスマホなど情報機器産業の動向が読めず、来期の状況は不透明とみている。

 また、アセアンの核と位置付けるタイでは今年7月、現地法人の連結子会社を同社独資とし、「サンヨートレーディングアジア」に商号変更した。独資としたことで、経営の自由度を高めるとともに意思決定の迅速化を図っていく。

 その他、インドネシアは1

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