年頭所感2017 住友ゴム工業 池田育嗣社長

2017年01月16日

ゴムタイムス社

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年を振り返りますと、世界経済は、米国で緩やかな景気拡大が続く一方、中国経済の成長鈍化や多くの新興諸国での経済停滞が継続しました。また、米国大統領選挙の結果や英国のEU離脱決定に伴い、保護主義的動きへの懸念から不透明感が高まりました。国内経済につきましても、昨年4月に発生した熊本地震が一時的に地域経済や消費者マインドに影響したほか、円高進行による企業収益の下振れ懸念などから、設備投資や個人消費が足踏みし低位に推移しました。こうした世界的な景気の停滞感から需要が伸び悩み、各市場での競争環境が一層激しさを増しました。この様な環境のもと、当社では新商品の発売や国内外での拡販、そして継続的なコストダウンや経費削減など、収益力強化にグループ全体を挙げて取り組みました。

 さて、2017年は国内、海外とも経済成長は力強さを欠き、タイヤ、スポーツ、産業品いずれの事業においても事業環境が一層厳しさを増すものと予想されますが、当社としては中期計画目標を超過達成し、業績回復を図る重要な年となります。この様な状況の下、本年の社長方針として、次の三点を定めます。

 第一の方針は「住友ゴムWAYを徹底実践し、さらなる成長を目指そう」です。

 当社が創業100周年を迎えた2009年に策定した住友ゴムWAYでは、企業風土として大事にしたい価値観を、「信用と確実」「縦と横のつながり」「目標を高く」「人を育てる」 としました。全世界に事業展開し、海外拠点もグループ社員も増加している当社が成長を続けるための基盤は、いつの時代も変わることなく一人ひとりが住友ゴムWAYを徹底し実践することです。今後もすべてのステークホルダーから認められる企業であり続けるためにも、住友ゴムWAYをグループの強みとして、さらなる成長を目指してまいります。

 第二の方針は「技術力・営業力を強化し、収益力を高めよう」です。

 厳しい市場の中で収益力を高める基本は、もっとスピードを上げ技術力営業力を強化、向上させることです。研究技術生産部門は、お客様が望み・求める良い商品を開尭し、低コストで安定的に生産する技術力で、ダン卜ツ性能を実現するとともに、新しい価値を付加することで優位性を確立する必要があります。販売部門は、国内や新興国はもとより、自由度の増した欧米での増販にこだわり、全市場で業界伸長を上回ることを目指します。また、縦と横のつながりを強め、国内営業部門のノウハウを他市場に展開応用するなど、各市場の特性に応じた営業力強化を図ってまいります。

 第三の方針は『組織を牽引する人材を目指そう」です。

 当社が永続的に発展していくためには、組織の一人ひとりが成長し、その能力を十分に発揮することが不可欠です。主体的・積極的に仕事に取り組むことを通じて、人は磨かれます。高い志を持ち、自身のレベルアップに励み成長する事が必要です。自分自身の成長、そして部下や後輩の育成を意識し、組織を牽引する人材を目指すことが、組織力を向上させ、当社発展の基盤となります。

 当社では「Go for NEXT」 をスローガンに、社会からの期待に応える真に価値ある企業グループを目指して邁進し、「VISION2020」の目標達成に向け、今後もグループ一丸で取り組んでまいります。

 関係各位におかれましては、なお一層のご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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