TPE特集 リケンテクノス 「オレフレックス」が堅調推移  自動車用途での新規採用で

2017年09月29日

ゴムタイムス社

 リケンテクノス㈱の本年上期のコンパウンド事業は塩ビコンパウンド及びエラストマーコンパウンドともに自動車市場での堅調な需要に支えられ増収となった。

 エラストマーコンパウンドは主力の自動車市場で売上が伸長し、医療市場、食品市場でも堅調に推移した。特に自動車市場では新規用途の開拓、同社エラストマーの採用車種の拡大により、エラストマー生産は自動車生産の純増以上の前年同期比約110%の伸びとなり、下期もこの傾向が続くとみている。

 同社は各種熱可塑性エラストマーをベースにしたエラストマーコンパウンドとして「アクティマー」「トリニティ」「レオストマー」「オレフレックス」のブランドで需要分野別に事業展開している。

モーターシール

モーターシール

 自動車市場では機能部材として展開しているNBRに匹敵する耐油性を有する「アクティマーK」が小型モーターのシール部品として新規採用された。既存用途では「オレフレックスN」がグラスランチャンネルでの採用が拡大。加工性、コスト面での視点に立って改良されたグレードが高発泡用途で国内全カーメーカーでの採用が進んだ。「オレフレックスN」では低目ヤニタイプが高い評価を得ており、モール関連で新規案件の採用が

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