取材メモ フィリピン工場火災の影響

2017年08月28日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムの山石昌孝社長は決算説明会の冒頭、ヨコハマタイヤ・フィリピン(YTPI)の工場火災について説明したが、決算説明や質疑応答を通じて、この火災のもう少し詳しい影響が明らかになった。

 まず、通期連結業績予想のうち、営業利益と経常利益を上方修正したものの、売上高と純利益は据え置くことになった。

 その主な要因は、売上高についてはMB事業が不調なこともあるが、火災で150万本程度の供給減となることが大きく、純利益に関しては火災による特別損失を約50億円計上するためだ。

 また、同社初となるタイヤのセカンドブランドとして、知名度のあるATGの「アライアンス」ブランドを使用した乗用車用タイヤを、5月に欧州を中心に発売した。

 アジア・その他地域でも

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