取材メモ 自動車防振、ホースで世界トップシェアに

2017年07月24日

ゴムタイムス社

 住友理工は自動車分野で世界5極開発・生産体制構築と海外OEMへの販路拡大を進めており、自動車用防振ゴム、ホースでの世界トップシェアを目指す。

 防振ゴムの同社グループのマーケットシェアは16年度実績で日系向け48%、海外で10%を占め、世界全体で28%とトップシェアを誇る。同社の中計V2020の最終年度の20年度までに日系向けシェア52%、海外14%までに拡大し、世界シェア30%の不動の地位を確立する計画だ。ちなみに自動車用防振ゴムにおける世界トップスリーは住友理工、トレルボルグビブラコースティック(ドイツ)、ボーゲ(ドイツ)。

 一方、自動車用ホースでは住友理工、クーパー、コンチテック、ハッチンソンの4社が拮抗しており、住友理工のシェアは16年度実績で日系向け30%、海外5%でグローバルで13%のシェアを有するが、20年度までに日系向け、海外合わせたグローバルシェアを16%までに拡大し、この時点で世界トップシェアを確立する。

 同社はフランクフルトに第2グローバル自動車営業本部を新設し、海外OEM拡販を推進している。新たに欧州に研究開発棟を建設するなど、日本、米州、欧州、中国、アジアの世界5極での研究開発体制を構築、M&Aに

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