ブリヂストンの1~12月期 円高響き減収減益 国内販売は前年上回る

2017年02月17日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンの2016年12月期連結決算は、売上髙が3兆3370億1700万円で前期比12・0%減、営業利益は4495億4800万円で同13・1%減、経常利益は4325億3400万円で同14・7%減、当期純利益は2655億5000万円で同6・6%減となった。

 タイヤ部門では、グローバルで魅力ある新商品の投入や、基盤競争力の強化を進めるとともに、地域ごとの需要変動にも迅速に対応した。

 日本では、乗用車、小型トラック用タイヤ、トラック・バス用タイヤの販売本数は前年を上回り堅調に推移した。

 米州では、北米タイヤ事業で乗用車、小型トラック用タイヤの販売本数は前年を上回り堅調に推移したが、トラック・バス用タイヤの販売本数は、新車用の減少により前年を下回った。

 欧州では、乗用車、小型トラック用タイヤの販売本数は前年を上回り好調に推移し、トラック・バス用タイヤの販売本数は前年を上回り順調に推移した。

 中国・アジア・大洋州では、乗用車、小型トラック用タイヤの販売本数は前年を上回り好調に推移し、トラック・バス用タイヤの販売本数は前年を上回り順調に推移した。

 特殊タイヤについては、建設・鉱山車両用ラジアルタイヤの販売量は前年並に推移した。

 この結果、販売数量の状況に加え、円高の影響などもあり、売上高は2兆7657億7500万円で同12・9%減となり、営業利益は4147億1100万円で同12・3%減となった。

 多角化部門では、売上高が5857億1100万円で同7・8%減となり、営業利益は国内事業の利益減少の影響により348億1900万円で同21・8減%となった。

 17年12月期の連結業績予想については、売上高が3兆6300億円で同8・8%増、営業利益は4520億円で同0・5%増、経常利益は4330億円で同0・1%増、当期純利益は2800億円で同5・4%増を見込んでいる。

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