ゴムタイムス社 データ駆動型の研究開発強化 日本触媒、DS&I推進室新設 2020年7月27日 11時 日本触媒は7月21日、事業創出本部の吹田地区研究所内に「データサイエンス&インフォマティクス推進室」(以下、「DS&I推進室」)を6月1日に新設したと発表した。 同社は過去10年に渡り、データサイエンスならびにマテリアルズ・インフォマティクスを独自に運用しており、製法・物性・計測など多角的な研究デ……
ゴムタイムス社 三井化学、4年連続で選定 ESG投資指数の構成銘柄に 2020年7月27日 11時 三井化学は7月21日、世界最大規模の年金基金である年金積立金管理運用(GPIF)が採用するESG投資指数である「FTSE Blossom Japan Index」、「MSCIジャパンESG セレクト・リーダーズ指数」および「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」の構成銘柄に継続選定されたと発表した……
ゴムタイムス社 近赤外光でプラ劣化を診断 産総研が新技術を開発 2020年7月27日 11時 産業技術総合研究所(以下「産総研」)は7月20日、機能化学研究部門化学材料評価グループの新澤英之主任研究員、水門潤治研究グループ長、古賀舞都研究員、高分子化学グループの萩原英昭研究グループ長、渡邉亮太主任研究員、山根祥吾主任研究員が、近赤外光でプラスチック(ポリプロピレン)の劣化を診断する技術を開……
ゴムタイムス社 帝人の炭素繊維中間材料採用 エアバス社A320neoに 2020年7月27日 10時 帝人は7月21日、同社の炭素繊維「テナックス」を使用した中間材料が、エアバス社の主力旅客機である「A320neo」の主翼スポイラーの部材として採用されたと発表した。 今回採用された炭素繊維中間材料は、「テナックスDry Reinforcements Non―Crimp Fabrics」(ノンクリン……
ゴムタイムス社 ポリプラを完全子会社化 ダイセル、新事業開発加速へ 2020年7月27日 10時 ダイセルは7月20日、連結子会社であるポリプラスチックスを完全子会社化したと発表した。同社はポリプラスチックスの発行済株式のうち、米化学大手のセラニーズが子会社を通じて保有する全株式(45%)を約1685億円を投じて取得する契約を締結。ポリプラスチックスの完全子会社化により、新事業の開発や導入などを……
ゴムタイムス社 エーザイ人事 (7月20日付) 2020年7月23日 10時 ◇エーザイ 〈人事異動〉 (7月20日付) ■グローバル本社 ▽秘書室長〈執行役員〉(〈出向〉エーザイ・インクバイスプレジデントチーフプランニング&ストラテジーオフィサー〈執行役員〉)小阪光生 ▽〈出向〉エーザイ・インクバイスプレジデントコーポレートプランニング〈理事職〉(秘書室長〈理事職〉)吉田恭崇
ゴムタイムス社 三菱ケミ、仏企業へ出資 半導体材料開発ベンチャー 2020年7月22日 12時 三菱ケミカルホールディングスは7月20日、米国シリコンバレーに設立したCVC子会社であるダイヤモンド・エッジ・ベンチャーズ(DEV)を通じて、半導体材料開発スタートアップであるaveniに出資したことを発表した。同時に、同社の事業会社である三菱ケミカルがaveniと共同開発契約を締結した。 av……
ゴムタイムス社 新素材研究開発でDX推進 帝人が日立製作所と協創開始 2020年7月22日 12時 帝人は7月20日、新素材の研究開発におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けて、日立製作所との協創を開始すると発表した。 同社は中期経営計画で、イノベーション創出基盤の強化による事業機会創出の加速を掲げている。デジタル技術の活用はその重要施策であり、新素材の研究開発においてもデ……
ゴムタイムス社 三井化学が1000万円寄付 令和2年7月豪雨被災地に 2020年7月22日 12時 三井化学は7月20日、「令和2年7月豪雨」被災者及び被災地の支援のため、日本赤十字社を通じて1000万円を寄付すると発表した。 また、同社は、従業員の給与や賞与から本人希望の金額を控除して社会的な活動をしている団体への寄付基金を積み立てる「ちびっとワンコイン」からも、中央共同募金会のボランティア……
ゴムタイムス社 三洋化成子会社が実証試験 全樹脂電池搭載の無人潜水機 2020年7月22日 12時 三洋化成工業は7月20日、関係会社のAPBが、次世代型リチウムイオン電池「全樹脂電池」を、川崎重工の開発する自律型無人潜水機(Autonomous Underwater Vehicle「AUV」)に搭載し、本実証試験を開始したと発表した。 AUVは潜水船関連技術を応用し、海中設備の保守・点検を行……
ゴムタイムス社 ポリカーボネート樹脂値上げ 帝人、8月1日出荷分より 2020年7月22日 11時 帝人は7月20日、8月1日出荷分よりポリカーボネート樹脂の販売価格を改定すると発表した。 対象製品は、ポリカーボネート樹脂の「パンライト」と、ポリカーボネート系アロイ樹脂の「マルチロン」で、改定幅は国内が50円/kg以上、海外が0.5USD/kg以上となる。 現在、ポリカーボネート樹脂の主原……
ゴムタイムス社 ポリメチルペンテン(PMP)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月19日 7時 【開発経緯概略】ポリメチルペンテンは、4-メチルペンテン-1をチーグラー触媒で重合したものであり、立体規則性の優れた結晶性ポリマーである。イギリスのICIが開発し、全事業を三井石油化学(現在の三井化学)に売却したので、現在同社が世界唯一の製造販売会社である。この樹脂は、嵩高い側鎖を持つため結晶部と非晶部……
ゴムタイムス社 ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月18日 7時 【開発経緯概略】ケトン系樹脂は、カルボニル基とエーテル基が連結した芳香族系ポリマーである。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は、イギリスのICI社で1980年代に開発された。PEEKは、ジハロゲノベンゾフェノンとハイドロキノンとの重縮合系のポリマーである。 【性質、加工、その特徴】① ガラス転移温度143℃、融点33……
ゴムタイムス社 ポリフェニレンサルファイド(PPS)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月17日 7時 【開発経緯概略】パラジクロルベンゼンと硫化アルカリを高温・高圧下で反応させて得られる耐熱性の非常に優れた結晶性スーパーエンプラである。PPSの商業生産を開始した会社はアメリカのフィリップス石油社で、1973年である。重合方法により、架橋タイプ、半架橋タイプ、直鎖タイプに分けられる。 【性質、加工、その特徴……
ゴムタイムス社 昭和電工、機能性モノマー 日本接着学会技術賞受賞 2020年7月16日 10時 昭和電工は7月13日、6月に日本接着学会より「2020年度第42回日本接着学会技術賞」を受賞したと発表した。同社の「イソシアネートモノマーと粘接着・塗料分野の応用」が、粘接着剤・塗料業界における樹脂のデザイン・機能の向上を実現し、業界に貢献したことが評価された。 受賞対象である「カレンズ」イソシア……
ゴムタイムス社 田ノ浦工場の火災(続報) 東海カーボン、人的被害なし 2020年7月16日 10時 東海カーボンは7月13日、同社田ノ浦工場内(熊本県葦北郡芦北町)において7月4日に発生した火災について続報を発表した。 同社の発表によると、火災による工場従業員の怪我など、人的被害はなかった。火災の発生した黒鉛化炉の復旧には相当程度の期間を要すると思われるが、グループ内他工場生産設備の有効活用に……
ゴムタイムス社 フッ素樹脂(FR)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月16日 7時 【開発経緯概略】分子内にフッ素を含む樹脂で、上市されている主なものは8種類である。世界で最初にフッ素樹脂を市販したのはアメリカのデュポン社で1947年のことである。フッ素樹脂は、炭素骨格とフッ素と微量の酸素からなるパーフルオロ樹脂とフッ素と水素または塩素からなる部分フッ素樹脂に分けられる。共通した特徴……
ゴムタイムス社 日本スチレン工業会定例会開く プラの有用性とリサイクルをPR 2020年7月15日 14時 日本スチレン工業会は7月14日に定例会を開き、7月に就任した室園康博新会長(PSジャパン・代表取締役社長)、柴入徹也副会長(旭化成・基礎化学品事業部長)らが出席した。 室園新会長はポリスチレン(PS)の6月単月と1~6月期の出荷実績(別掲)、柴入副会長はスチレンモノマー(SM)の6月単月と1~6……
ゴムタイムス社 変性ポリフェニレンエーテル(変性PPE)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月15日 7時 【開発経緯概略】変性ポリフェニレンエーテルは、主に耐熱性、力学的性質、電気的性質の優れた非晶性のPPEに成形性が良好なスチレン系樹脂などをブレンドして製造される。変性PPEは1960年代にアメリカのGE社で発明された。PPEとPSは、任意の比率で完全相溶するため、ブレンド比により耐熱性の幅広いグレードが生産可能で……
ゴムタイムス社 ポリブチレンテレフタレート(PBT)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月15日 7時 【開発経緯概略】ポリブチレンテレフタレート(PBT)はジメチルテレフタレートまたはテレフタル酸と1,4-ブチレングリコールとの重縮合により得られる熱可塑性の飽和ポリエステルである。PBTは、1970年代初頭にアメリカのセラニーズ社が工業化し、主に強化グレードで市場開発が進んできた汎用エンプラである。汎用エンプラ……
ゴムタイムス社 ポリアセタール(POM:ポリオキシメチレン)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月14日 7時 【開発経緯概略】ポリアセタールには、ホルムアルデヒドのみで主鎖が構成されているホモポリマーと少量のコモノマーを共重合したコポリマーがある。POMは1960年代前半にホモポリマーがアメリカのデュポン社、コポリマーをセラニーズ社が上市した。 【性質、加工、その特徴】① 結晶化度が75~85%と高い結晶性プラスチック……
ゴムタイムス社 ポリアミド(PA:ナイロン)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月13日 7時 【開発経緯概略】ポリアミド(PA)は別名ナイロンともいわれ、アミド結合(CONH)の繰返し単位が主鎖を構成する結晶性の線状高分子である。PAはその原料から次の2種類に分類される。・PAn(ナイロンn、nナイロン)・PAnm(ナイロンnm、nmナイロン)世界で初めて開発されたナイロン66は、1930年代にアメリカのデュポン社で……
ゴムタイムス社 ポリカーボネート(PC)|エンジニアリングプラスチック(エンプラ) 2020年7月12日 7時 【開発経緯概略】ポリカーボネート(PC)は、一般に二価のヒドロキシ化合物と炭酸との縮合によってつくられたポリエステルの一種である。PCは、1950年代後半にドイツのバイヤー社が発明した。工業的に生産されているものは、ビスフェノールAタイプの非晶性の芳香族ポリカーボネートである。 【性質、加工、その特徴】① プ……
ゴムタイムス社 ポリメタクリル酸メチル(アクリル樹脂、PMMA)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月11日 7時 【開発経緯概略】メタクリル酸エステルのポリマーの総称がアクリル樹脂であるが、一般的にはメタクリル酸メチルを主成分とする非晶性プラスチックを示す。アクリル樹脂は、1930年代イギリスのICI社で発明された。可視部波長全般にわたって光の透過率が均一であるため、透明性の点では、プラスチックの中でももっとも優れ……
ゴムタイムス社 アクリロニトリル・ブタジェン・スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月10日 7時 【開発経緯概略】アクリロニトリル(AN)とブタジェン(BD)、スチレン(ST)の3種類のモノマーの頭文字を取ってABS樹脂と呼ばれるが、実際には主としてブタジエン系のゴム(PBD、SBR、NBR)の存在下スチレン、アクリロニトリルをグラフト共重合して製造される。その他にAS樹脂とNBRをブレンドする方法なども行われている……
ゴムタイムス社 3Dプリンティング事業統合 DSM、クラリアント社から 2020年7月9日 10時 DSMは7月7日、同社がクラリアント社の3Dプリンティング事業を部分的に引き継ぐことで合意したと発表した。 この合意により、同社は顧客の多様なアプリケーションニーズに対し、より多くのフィラメント・ペレットによるラピッドプロトタイピング・製品開発ソリューションを提供できるようになる。 工業製品の……
ゴムタイムス社 ポリスチレン(PS)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月9日 7時 【開発経緯概略】スチレンの重合により非晶性で透明性の一般用ポリスチレン(PS-GP)が得られる。重合時に少量のポリブタジエンなどを加えて重合すると不透明の高衝撃ポリスチレン(PS-HI)が得られる。ドイツのBASF社で発明された。メタロセン触媒により、高融点で耐熱性・耐薬品性に優れたシンジオタクチックポリスチレ……
ゴムタイムス社 東レ・デュポン人事 (6月30日付) 2020年7月8日 14時 ◇東レ・デュポン 〈役員人事〉 (6月30日付) ▽監査役=伊東俊一 ▽東レ・オペロンテックス監査役=山本恭市〈退任〉 〈常務理事人事〉 ▽常務理事、総務・購買部門長、東京事業場長=奥山育生〈退任〉 〈理事人事〉 ▽兼理事、総務・購買部門長、東京事業場長、総務部長、購買物流部長=笹原慎介
ゴムタイムス社 ポリ塩化ビニリデン(PVDC)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月8日 7時 【開発経緯概略】塩化ビニリデンの重合で得られるポリマーである。塩化ビニリデンの単独ポリマーは高結晶性、高密度であるが、溶融温度と分解温度が接近しているので押出加工は工業的に不可能のため、コーティング時には製膜しない。このため通常は塩化ビニルやアクリロニトリルなどとの共重合物に可塑剤などの添加剤を配……
ゴムタイムス社 ノーズクランプ生産設備増設 三井化学子会社サンレックス 2020年7月7日 10時 三井化学は7月6日、新型コロナウイルス感染拡大防止のためマスク着用が日常化しマスク需要が増加していることから、同社100%子会社のサンレックス工業にて、マスク用ノーズクランプ(商品名「テクノロート」)の生産設備を増設すると発表した。完工は2020年10月予定。 これにより、同社グループのマスク用……
ゴムタイムス社 JAMSTECの研究を支援 NEC、海洋プラ計測技術で 2020年7月7日 10時 NECは7月3日、海洋研究開発機構(以下、JAMSTEC)とともに、海洋プラスチックごみの動態や環境への影響を評価するためのマイクロプラスチック計測手法の高度化に向けて、AIによる画像認識技術を活用して高速かつ自動的に海水や前処理を施した堆積物からマイクロプラスチックを計測するシステムを開発し、……
ゴムタイムス社 塩化ビニル樹脂(PVC)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月7日 7時 【開発経緯概略】塩化ビニルを重合したホモポリマーが大部分を占めるが、酢酸ビニルなどとの共重合体もある。PVCは、1927年にアメリカのUCC社で開発された。PVC製品は重合した粉末状ポリマーに安定剤、可塑剤、着色剤などを加えて混練、各種成形法により製造される。可塑剤の添加量によって硬質と軟質の各種製品が得られ……
ゴムタイムス社 東海カーボン 田ノ浦工場内で火災発生 2020年7月6日 12時 東海カーボンは7月5日、同社田ノ浦工場内(熊本県葦北郡芦北町)において火災が発生したと発表した。 同社の発表によると、4日11時44分頃、田ノ浦工場内黒鉛化炉に雨水が侵入し、水蒸気爆発による火災が発生。5日6時頃、概ね沈静化し、14時30分に鎮火を確認した。火災による工場従業員の怪我など人的被害はなか……
ゴムタイムス社 消泡剤セルフ診断サイト開設 ダウ・東レ特約店の長瀬産業 2020年7月6日 10時 ダウ・東レは7月3日、同社の特約代理店である長瀬産業が、多様な業界における顧客をサポートする画期的なツールとして、適切な消泡剤ソリューションの種類や組み合わせを選択できるオンライン・シミュレーション・ツールの提供を開始したと発表した。 適切な消泡剤ソリューションを選ぶ際、顧客はさまざまな要因を……
ゴムタイムス社 塩素化ポリエチレン(PE-C)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月3日 7時 【開発経緯概略】塩素化ポリエチレンは、ポリエチレンを後塩素化して製造したもので、ポリエチレンの特性に耐候性、耐衝撃性、難燃性、耐薬品性、耐オゾン性を向上させたプラスチックとゴムの特性を備えたポリエチレン系のプラスチックで、熱可塑性エラストマーの一種である。ベースポリエチレンの構造、分子量、塩素化度……
ゴムタイムス社 三菱ケミカルホールディングス人事 (7月1日付) 2020年7月2日 15時 ◇三菱ケミカルホールディングス 〈人事異動〉 (7月1日付) ▽三菱化学控股管理〈北京〉董事長総経理(内部統制推進室長)橋口泰典 ▽内部統制推進室(三菱化学控股管理〈北京〉董事長総経理)小林義和 ▽内部統制推進室長(コーポレート・ガバナンス室グループマネジャー)藤田浩司
ゴムタイムス社 その他のエチレン系コポリマー|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月2日 7時 【性質、加工、その特徴】 ポリオレフィンをグラフト変性または高圧法プロセスで共重合することで機能を持たせた樹脂である。主なものを以下に示す。 1)アイオノマー エチレンとメタクリル酸との共重合体に、ナトリウムやマグネシウムなどの金属イオンを反応させ、常温でイオン結合による架橋を行う。 ①低温シール性、熱……
ゴムタイムス社 エチレン・ビニルアルコール樹脂(EVOH)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月1日 7時 【開発経緯概略】 エチレン・ビニルアルコール樹脂(E/VAL、EVOH)は、エチレン/酢酸ビニル樹脂(EVA)を完全に加水分解(ケン化)して得られる。EVOHは、日本のクラレで開発されたプラスチックである。エチレンとビニルアルコールの共重合比率と重合度を適切に選択することにより優れた成形加工性と卓越した性能を発揮す……
ゴムタイムス社 ポリプロピレン(PP)|汎用熱可塑性樹脂 2020年7月1日 7時 【開発経緯概略】 プロピレンの重合体で結晶性樹脂であるPPは、1954年イタリアのモンテカチーニ社で合成された立体規則性ポリマーである。メチル基の配列で立体規則性が現れ、3種のポリマー(アイソタクチック、シンジオタクチック、アタクチック)が生成する。PPは、PE-HDに比較して耐熱性・強度・剛性などは大きいが耐……
ゴムタイムス社 ダウ・ケミカルが社長交代 新社長に桜井恵理子氏 2020年6月30日 15時 ダウ・ケミカル日本は6月30日、現ダウ・コンシューマーソリューションズ事業部コマーシャルディレクター(日韓)およびダウ・東レ代表取締役会長兼CEOの桜井恵理子が、8月1日付でダウ・ケミカル日本、韓国法人の代表取締役社長に就任すると発表した。 また、ダウ・東レ株式会社の代表取締役会長兼CEOとして、現……
ゴムタイムス社 エチレン・酢酸ビニル樹脂(EVA)|汎用熱可塑性樹脂 2020年6月30日 7時 【開発経緯概略】 エチレンと酢酸ビニルのランダム共重合体である。EVA樹脂の工業生産は1960年代アメリカのデュポン社で行われた。酢酸ビニルを共重合させる目的の一つは、ポリエチレンの結晶性を低下させ透明性、柔軟性などの物性を付与することである。その物性に関係する因子としては、酢酸ビニルの分布、共重合比、短……
ゴムタイムス社 ポリエチレン(PE)|汎用熱可塑性樹脂 2020年6月29日 15時 【開発経緯概略】 エチレンを重合して得られる結晶性樹脂である。ポリエチレンは、1933年にイギリスのICI社の研究室で高圧実験の際に偶然発見された高圧法により、低密度ポリエチレン(PE-LD)の製造が始まった。1950年代にチーグラー触媒の発見により、開発された高密度ポリエチレン(PE-HD)、近年開発され、成長中の直……
ゴムタイムス社 エアバッグ基布活用の防護服 東洋紡、犬山市へ50着寄贈 2020年6月26日 10時 東洋紡は6月24日、同社犬山工場が犬山市に対して、日頃お世話になっている地域への感謝の意を込め、エアバッグの基布を活用した防護服50着を23日に寄贈したと発表した。犬山市役所にて開催された贈呈式では、山田拓郎犬山市長をはじめとする関係者が出席し、同社の神田弘治犬山工場長より防護服が手渡された。 同防……
ゴムタイムス社 三井化学名古屋工場が受賞 レスポンシブル・ケア優秀賞 2020年6月25日 14時 三井化学は6月22日、同社の名古屋工場が日本化学工業協会(以下、日化協)より「レスポンシブル・ケア優秀賞」を受賞したと発表した。 レスポンシブル・ケア賞は日化協がレスポンシブル・ケアのさらなる発展、拡大を図るため、優れた功績あるいは貢献が認められた事業所、工場、部門、グループまたは個人を毎年表彰……
ゴムタイムス社 体温感知自己粘着シート開発 三井化学、新市場にも貢献 2020年6月25日 14時 三井化学は6月23日、ヒトの体温を感知して自己粘着を発現する体温感知自己粘着シート(開発品)の顧客へのマーケティングを本格的に開始したと発表した。 この新素材の最大の特徴は、人肌で温めることで自己粘着性を発現すること。糊を使用せず、シートそのものを人肌に加温することでシート同士がくっつく。糊を使……
ゴムタイムス社 高速塗布可能な液状TIM ヘンケルが上市、業界初 2020年6月22日 11時 ヘンケルは6月11日、サーマルインターフェース材料(TIM)の新製品「BERGQUIST GAP FILLER TGF 7000」の上市を発表した。この液状TIMは、7・0W/mKの高熱伝導率と最大吐出量18g/秒(同社試験による)という塗布速度を併せ持つ画期的な配合の製品。優れたスループットを備え……
ゴムタイムス社 シート状潜熱蓄熱建材に初採用 住友化学のヒートレージ 2020年6月22日 11時 住友化学は6月18日、同社が開発した樹脂製蓄熱材「ヒートレージ」が、建材メーカーから販売されたシート状潜熱蓄熱建材に採用されたと発表した。「ヒートレージ」を用いた製品が社会で実装・販売されるのは今回が初めて。 「ヒートレージ」は相変化を利用して、20~50度の範囲内の所望の特定温度域で熱の出し入れを……
ゴムタイムス社 パッサーモシート販売開始 カネカのシート状潜熱蓄熱建材 2020年6月19日 10時 カネカは6月18日、特殊樹脂製潜熱蓄熱材を用いた、シート状の潜熱蓄熱建材「パッサーモシート」を開発し、6月から販売を開始したと発表した。 「パッサーモシート」は、特殊樹脂製潜熱蓄熱材を使用し、厚さ約1mmのシート状に押出成形した潜熱蓄熱建材。屋根部に「パッサーモシート」と押出法ポリスチレンフォー……
ゴムタイムス社 新型コロナ対策の研究を支援 BASF、データを無償提供 2020年6月18日 15時 BASFは6月17日、新型コロナウイルス感染者の治療に適した有効成分を探索する学術研究グループを世界中で支援していると発表した。 新型コロナウイルスに対する適切な有効成分を迅速に同定するため、世界中の学術機関が、他のウイルス性疾患で既に使用されている承認済の薬の有効性を細胞培養で試験している。し……