横浜ゴム 日本カーシェアリング協会にタイヤを寄贈

2016年05月24日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは5月23日、東日本大震災の被災者支援の一環として、4台分の乗用車用タイヤ16本を日本カーシェアリング協会に寄贈したと発表した。

 同協会では生活に不自由を強いられている被災者や支援団体に車を提供するカーシェアリングを行なっており、同社はこの活動に賛同し、昨年からタイヤを贈っている。寄贈したタイヤは4月14、15日の2日間、石巻専修大学で開催された「2016年春の学生整備プロジェクト」で車両へ装着された。

 同協会は震災直後の2011年4月から車を集め、仮設住宅や在宅避難の人々を対象にカーシェアリングのサポートを開始した。12年2月からは石巻市から委託を受け、「カーシェアリング・コミュニティ・サポートセンター」を仮設集会所の一室に設立して地元利用者の有志ととも運営し、今年3月現在、86台の車を提供している。

 ただ、車の維持費は利用する被災者の負担となっている。そこで同大理工学部機械工学科自動車工学コースでは、利用者の負担を抑えるため、校内の自動車工学センターで学生によるカーシェアリング車両の点検整備を行っている。

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