豊田合成 メキシコ子会社で開所式を開催 

2016年05月17日

ゴムタイムス社

 豊田合成は5月17日、メキシコの生産子会社「豊田合成イラプアトメキシコ」(TGIMX)が4月に稼働を開始し、現地時間の13日に開所式を行ったと発表した。

 開所式には行政や取引先をはじめとする関係者が出席。式典の冒頭、同社の荒島正会長が「TGIMXの稼働により、お客様により近い場所で製品を提供できるようになった。この重要な市場で、お客様とともに成長していきたい」と抱負を述べた。

 TGIMXはラジエータグリル、コンソールボックス、樹脂フューエルフィラーパイプなどの製品を、米州の顧客に提供する。来夏には、めっき製品の生産も開始する予定。同社には、すでにメキシコに「タペックスメキシカーナ」(TAPEX)、「豊田合成オートモーティブシーリングメキシコ」(TGASMX)、「豊田合成ラバーメキシコ」(TGRMX)があり、4拠点目となるTGIMXの稼働開始により、同国で自動車部品全4事業の生産体制が構築されたことになる。

 TGIMXは14年8月、グアナファト州イラプアト市に設立された。資本金は5320万米ドル。株主は豊田合成の完全子会社である豊田合成ノースアメリカが90%、豊田通商が10%。面積は土地が約15万㎡、建屋が約3万7000㎡。従業員数は4月末現在、135人。売上高は20年に約1億1000万米ドルを見込んでいる。

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