2016年入社式 各企業トップのメッセージ

2016年04月11日

ゴムタイムス社

 多くのゴム関連企業の入社式が4月1日、開催された。世界経済の不透明感は増しているが、それでも各企業はグローバル化の歩みを止めるわけにはいかない。一方で、情報化の進展によりものづくりをめぐる環境が大きく変化している。入社式の各社トップのメッセージには、こうした状況に対応していく上での若い力への期待が示されていた。

 「真のグローバル企業」「業界において全てに『断トツ』」を経営の最終目標として掲げるブリヂストンの津谷正明CEOは、その全ての活動を支えるのが「コミュニケーション」「チームワーク」「ボトムアップ」だと指摘。グローバルな経営、ビジネスに携わるには英語が必要だとして、習得を促した。また「個人として自立することがいろいろな場面で求められていることを理解してほしい」「人生の次のステージのスタートにあたり、自分が自分の人生をどう作っていくか考えながら努力してほしい」と自ら進んで成長していくことを求めた。

 住友ゴム工業の池田育嗣社長はまず15年度を振り返り、新興国経済の成長鈍化などにより目標達成には至らなかったが、昨年は「グッドイヤー社とのアライアンス解消により、新たな挑戦に舵を切ったシンボリックな年となった」と位置付けた。それを受けた今年度は「15年中計の初年度として極めて重要な年となる」ことから、新入社員に対し「一日も早く成長し、長期計画達成の大きな力になってくれること」への期待を示していた。

 来年創業100周年を迎える横浜ゴムの野地彦旬社長は、17年度を最終年度とする中期経営計画の目標達成への意気込みなどを述べたのに続き、

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