【ISO特集】2015年ISO改訂の概要 共通化・汎用化がポイント

2016年02月22日

ゴムタイムス社

 2015年版は新しい構造や新しい品質マネジメントの原則、新しい概念を導入した技術的な改訂となり、ISO9001が1987年に規格を発行して以来、最大の改訂となった。

 主なポイントとして、まずISO9001の全ての項目を見直した上で、再構成することが挙げられる。品質マネジメントのみならず、環境や労働安全など全てのマネジメントシステムを共通の仕組みにまとめることにより、以下の通りISO14001と共通化した10章構成となる。①適用範囲/②引用規格/③定義(ここまでは従来と同じ)④組織の状況/⑤リーダーシップ/⑥計画/⑦支援/⑧運用/⑨パフォーマンス評価/⑩改善

 また、これまではサービス業など製造業以外の業種ではイメージしにくい項目があり、解釈もあいまいになるなどの課題が指摘されていた。そこで、幅広い業種で利用しやすいよう、汎用性を高めた改定が行われた。

 その他、リスク及び予防処置、外部から提供される製品・サービスの管理などが盛り込まれている。

 今後は、新しい規格内容に企業活動をどう適合させていくか、各企業に様々な工夫が求められることになるだろう。

 改定のスケジュールについては、ISO9001、ISO14001とも15年9月にIS(国際規格)が発行されており、3年間の移行期間を経た後、18年には「ISO9001:2008」および「ISO14001:2004」は廃止される予定。

 なお、日本工業規格(JIS)では15年11月に、ISO9001およびISO14001に一致しているJIS Q9001、およびJIS Q14001を改正している。

ISO改正スケジュール2016

 ISO特集ページに続く

 

 

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