住友ゴム 新中計を発表 欧米に開発拠点、3極体制導入も 

2016年02月15日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業の池田育嗣社長は2月12日、15年度決算説明会の中で、長期ビジョン「VISION2020」の実現に向け、今年度からスタートする中期経営計画の概要を説明した。

 12年9月に発表した長期ビジョンでは、具体的な数値目標として20年に売上高1兆2000億円、営業利益1500億円を掲げ、3つの成長エンジンである「新市場への挑戦」「飽くなき技術革新」「新分野の創出」のアクションプランを推進している。

 新中計では、新市場への挑戦に、新たに最重要テーマとして「欧米事業の拡大」を加え、欧州と米国で17年にテクニカルセンターを本格稼働することや、4月1日から「アジア・大洋州」「欧州・アフリカ」「米州」の3本部体制に移行する方針を打ち出した。

 同社はグッドイヤーとのアライアンス契約・合弁事業を解消したことで、欧米でも開発や製造が自由に行えるようになった。

 特に発展していくことが期待される北米地域の生産面については、

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