独ランクセス 豊橋事業所が無事故操業記録7500日を達成

2016年02月09日

ゴムタイムス社

 独ランクセスは2月9日、同社豊橋事業所のラインケミーアディティブスビジネスユニットの製造工場において、2015年11月30日の操業終了時点で、無事故操業記録7500日を達成したと発表した。
 1990年8月の稼働開始以来、25年間にわたって安全操業を続けてきたことになる。

 同社豊橋事業所は、日本の自動車産業の中心地ともいえる豊橋港に隣接する明海臨海工業団地内に位置し、1990年8月、バイエルジャパンのラインケミー事業部の製造工場として稼働を開始して以来、日本のタイヤおよびゴム業界向けに、高性能予備分散ゴム薬品「レノグラン」と「レノスラブ」を製造している。

 1992年、バイエルジャパンからバイエルに社名を変更、その後、2002年にバイエルの全額出資子会社として、ラインケミージャパンを設立し、その製造拠点となった。昨年、独ランクセスとラインケミージャパンの経営統合に伴い、豊橋事業所の製造拠点もランクセスに移管され、現在は同社のラインケミーアディティブスビジネスユニットの日本における製造拠点として稼働している。

 豊橋事業所では、今回の記録達成を記念して、2016年1月27日に記念式典を執り行った。記念式典に際し、同社の日本法人ランクセスの代表取締役社長である辻英男氏は「豊橋事業所の製造拠点は、1990年に開所以来、25年という長きに渡り、安全操業、そして品質の向上に取り組んで参りました。従業員の日々のたゆまぬ努力によって、今回、このような偉業を達成することができたことを大変誇りに思います。安全操業は、私たち、ランクセスの最優先事項であり、豊橋の製造施設はランクセス全体の安全操業の模範となっています」と述べている。

 同社は今後も、安全第一の無事故操業継続のため、同社グループとして2015年9月に新たに導入された従業員向けの「価値基準」と「行動指針」を徹底していくと共に、さらなる品質向上と人材育成に注力していく方針。

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