日本ゴム協会関東支部 見学会を開催

2015年10月05日

ゴムタイムス社

 日本ゴム協会関東支部は9月30日、施設見学会を開催した。

 今回は日本自動車研究所・城里テストセンター(茨城県東茨城郡)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)・筑波宇宙センター(つくば市千現)の2ヵ所を訪れ、24名が参加した。

 日本自動車研究所(JARI)・城里テストセンター(STC)では、会議室で中谷有STC管理室次長主任研究員からJARIの活動内容などの説明を受けた。

 中谷氏は、JARIの組織体制をはじめ、他機関との違い、経営状況、産業界によるJARIの活用状況など幅広く解説。12年に一般財団法人移行に伴い、活動の自由度が拡がったことを受け、「自動車メーカーや自動車部品メーカーに対して、STCの貸出やメーカー受託の事業を今よりも増やしていきたい」と今後の意欲を示した。

 JARIの説明が終了後、STCの高速周回路、多用途試験路/NV路、低ミュー路などのテストコースを見学した。

 JARIに続き、次は宇宙航空研究開発機構・筑波宇宙センターを視察。同センター到着後、最初にJAXAの研究開発や活動内容のDVDを視聴した。
 
 その後、同センターのガイドに従い、展示館「スペースドーム」や宇宙飛行士養成棟の2か所を見学。展示館「スペースドーム」には、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の実物大モデル、宇宙ステーション補給機「こうのとり」の試験モデル、歴代のロケットを展示。参加者は熱心にガイドの説明に耳を傾けていた。また、宇宙飛行士養成棟では、宇宙飛行士の訓練設備や宇宙医学生物の研究などを見学した。

 同協会関東副支部長の高田十志和氏は「この見学会のキーワードは『見たい、知りたい、聞きたい』となっていますので、役立つ部分があると思います」と述べた。

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