東洋機械金属 新型成形機「ET―80ⅡVR2」を発表

2015年09月17日

ゴムタイムス社

 東洋機械金属は9月16日、高付加価値成形に有効な全電動竪型成形機ETシリーズのモデルチェンジを行うと発表した。

 2004年に販売を開始した全電動竪型成形機「ET」シリーズはインサートやフープなどの複合成形に有効な竪型成形機として10年を超えるロングセラーとなった。数々の改良を重ねてきたが、東洋機械金属が成形機開発で培ってきた技術を投入し、新型「ET―Ⅱ」としてシリーズを刷新、今回その第一弾として「ET―80ⅡVR2」を発表する。

 同製品は「ワイドに・高精度に」をコンセプトに、大型化並びに複雑化する金型への要求に対応するため、大きなサイズの金型の搭載を可能とした。

 同製品は、テーブル直径を1200mmに拡大、搭載可能な金型サイズは159%拡大、同質量は118%増。また開口部を159%拡大し、より大きなサイズの金型に対応する。また、テーブル停止位置と異物検出機能の精度向上により、金型に対する安全性を高め、射出装置の選択を可能とし、対応出来る成形品の幅を広げた。テーブル回転、押し出し、型開閉の多様な自動シーケンスパターンに対応可能。実績ある制御システム「SYSTEM600」を採用。高速高応答の機械制御と15インチ大型画面による操作性の向上を実現。さらに、使用量の低減と、横型成形機との共通化を実現。維持管理費を削減する。

 なお、10月7~10日にポートメッセ名古屋で開催される「2015 名古屋プラスチック工業展」でET―80ⅡVR2を実機出展し、成形実演を行う。

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