2015年上半期の社長交代 経営体制の強化、若返り図る

2015年07月27日

ゴムタイムス社

 2015年上半期のゴム・樹脂関連企業では、社長交代が相次いだ。主に組織の若返りや、経営体制の強化などが理由として挙げられている。就任時に年齢が判明した企業14社の新社長平均年齢は、52・8歳。最年少は加貫ローラの加貫泰弘社長(39歳)だった。(年齢はいずれも就任時)

 東海カーボンは2月10日付けで、長坂一氏(前副社長執行役員)が代表取締役に就任した。長坂氏は1950年生まれ、山梨県出身。72年に同社の前身である東海電極製造に入社後、カーボンブラック事業部販売部長、同事業部管理購買部長、取締役専務執行役員などを歴任した。

 朝日ラバーは伊藤潤前代表取締役社長の死去に伴い、3月15日付けで渡邉陽一郎氏(前取締役)が代表取締役社長に就任した。渡邉氏は1967年生まれ。88年に同社に入社し、取締役営業統括部長、朝日科技(上海)有限公司董事長、朝日橡膠(香港)有限公司董事長などを歴任した。

 王子ゴム化成は、中村壽昭氏(前取締役営業本部長)が代表取締役社長に就任した。中村氏は1958年生まれ、長崎県出身。82年に同社に入社し、東京支店長、執行役員管理本部長、取締役製造本部長などを歴任した。

 ニチリンは3月26日付けで、前田龍一氏(前代表取締役常務執行役員)が代表取締役社長に就任した。同社は異動の理由について、15年度から始まる新中期経営計画(NICHIRIN Growth Strategy 2020)の達成に向けて、経営体制の一層の強化を図るためとしている。

 関西化工は、長穗智康氏が代表取締役社長に就任した。松岡正章元代表取締役社長は相談役に就任した。

 ダンロップホームプロダクツは、松下裕臣氏(住友ゴム工業ハイブリッド事業本部製造推進部部長)が代表取締役社長に就任した。松下氏は1959年生まれ、大阪府出身。84年に住友ゴム工業に入社し、スミラバーベトナム社長、住友ゴム工業加古川工場工場長などを歴任した。

 昭和ゴムは4月1日付けで、小川和豊氏が代表取締役社長に就任した。1971年生まれ。総務部長、取締役工場長兼コンポーネントビジネスユニットCOOなどを歴任した。

 豊田合成は4月28日付けで、宮﨑直樹氏(前副社長)が代表取締役社長に就任した。宮﨑氏は

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