JATMA 「4月8日タイヤの日」イベントを開催

2015年04月13日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA、野地彦旬会長)は4月8日、東北自動車道・羽生パーキングエリア(下り線)で「4月8日タイヤの日」イベントを開催した。

 「4月8日タイヤの日」は、JATMAおよび全国タイヤ商工協同組合連合会等の3団体が2000年に創設したもので、今年で16回目。

 当日は、みぞれ混じりの雨が降り続く悪天候のため、羽生PAで予定されていたタイヤ点検は中止となったが、会場ではパーキングエリアの利用者にノベルティグッズを約100部配布するなど、タイヤの安全啓発活動を実施した。

開会式であいさつする野地彦旬会長

開会式であいさつする野地彦旬会長

 同イベントの開会式で野地会長は「当会では、『安全と環境』の2つを基軸に活動している。昨年、全国6箇所でタイヤ点検を実施し、およそ5台に1台の割合でタイヤの空気圧を適正レベルに調整した。タイヤの空気圧を適正に管理することで、安全性の確保のみならず、燃費悪化を抑制し、ひいては地球温暖化防止にも貢献できると強く信じている。そのことを多くの方々に知っていただけるよう、情報発信を行っていきたい」とあいさつした。

利用者に野地会長から「タイヤの日」安全啓発グッズが手渡された

利用者に野地会長から「タイヤの日」安全啓発グッズが手渡された

 その後、「タイヤを上手にご使用いただくために」と題したリーフレットや、タイヤラベリング制度の紹介など、啓発事項をまとめたノベルティグッズを、野地会長が先頭に立ち、パーキングエリアの利用者に配布してタイヤの安全使用を訴えた。

ノベルティを配布する野地会長

ノベルティを配布する野地会長

 なお、全国7ヵ所で開催された「4月8日タイヤの日」イベントにおいて、関東地区を除く6ヵ所では予定通りタイヤ点検が実施された。

 JATMAでは、同イベントに先立ち、20代~50代のドライバー男女400名を対象に「GWのドライブに関する意識調査」を実施した。

 それによれば、GWのドライブ前にクルマのメンテナンスを行う人にその内容を尋ねると「タイヤの空気圧点検」が洗車を抜いてトップに。普段の運転前に比べて格段に意識が高まることが分かった。また、県外に遠出する人ほど「タイヤの空気圧点検」を事前に行う割合が高いことも明らかになった。

 タイヤの空気圧不足がもたらす悪影響について尋ねたところ、燃費の悪化やタイヤの損傷など半数以上のドライバーが認識しているものの、月1回の適切な頻度で空気圧点検を行っていたのは約3割にとどまっていることが判明した。

 JATMAでは、タイヤ販売店など、プロの目でチェックしてもらえばより万全だとして、タイヤの空気圧管理の重要性を訴えている。

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