豊田合成 美和技術センター敷地内にビオトープを設置

2015年04月08日

ゴムタイムス社

 豊田合成は4月7日、環境保全活動の一環として、美和技術センター(愛知県あま市)の敷地内にビオトープを設置し、4月5日に開所式を行ったと発表した。

 従業員や地域の住民の環境意識向上と地域の生態系保護をねらいに、ビオトープ池を設けるとともに、地域の在来植種であるエノキ(高木樹)、サザンカ(低木樹)・カキツバタ(水生植物)など21種を植栽し、かつて地域のどこにでもあった身近な自然を再現した。 ビオトープとは、「Bio(生物)」と「Top(空間)」を合わせた言葉で、生物の生息空間(環境)のこと。

 設置したビオトープは、近隣を流れる大江川で生息が確認されている絶滅危惧種のニホンメダカと、かつて当地域で生息していた平家ボタルやイトトンボの育成・誘致を目指しており、工場の森づくり活動の植樹会とともに開催したビオトープ開所式で、地域の子どもたちがニホンメダカと平家ボタルの幼虫を放流した。

 同社は今後も持続可能な社会の実現を目指し、生物多様性の保全に配慮した事業活動を推進していく。

 ビオトープの名称は、美和技術センター ビオトープ。美和技術センター 北西緑地帯に所在。面積は約200㎡。・植栽はエノキ、サザンカ、カキツバタなど21種。誘致生物は平家ボタル、ニホンメダカ(今回放流)、イトトンボなど。

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