昭和HDの4~12月期 売上高が過去最高に

2015年02月20日

ゴムタイムス社

 昭和ホールディングスの2015年3月期第3四半期連結決算は、売上高は過去最高の77億6470万円で前年同期比19・6%増、営業利益が2億4761万円で同408・4%増、経常利益は2億1306万円で同39・6%増、四半期純損失が6520万円(前年同期は四半期純損失1688万円)となった。

 ファイナンス事業の当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高が48億9031万円で同35・0%増、セグメント利益は4億7705万円で同22・6%増となった。ここ数年にわたって行ってきた事業拡大のためのタイ王国およびカンボジア王国における投資活動が実を結びつつあり、これにマクロの不安定感が減少したという環境要因が加わった事によるもの。

 スポーツ事業は、ソフトテニスボールにおいては、競争環境が激化したがキャンペーン等を精力的に実施し、シェアを伸ばした。工事部門においても、多くの案件獲得に繋がり売上に大きく貢献。この結果、売上高は10億9491万円で同4・0%増となったが、キャンペーン費用等のコスト増及び新規事業への投資により、セグメント利益は1億6754万円で同1・4%減となった。

 コンテンツ事業はコンテンツの端境期となったことから前年同期と比べて受注点数が減少した影響により、売上高は4億3645万円で同0・9%増、セグメント利益は8369万円でで同9・3%減の増収減益となった。
 ゴム事業は事業分野ごとに特化したBU(ビジネスユニットを編成し、BU毎に全工程の一元管理とマルチタスク化を推し進めて、コスト削減に努めた結果、第3四半期の売上高は12億5657万円で同3・7%減となり、セグメント損失は4924万円(前年同期はセグメント損失7695万円)となり、セグメント損失は前年同期と比べて36・0%減と大きく改善した。

 通期の連結業績予想は、売上高が105億円で前期比20・6%増、営業利益が1億9000万円で同54・0%減、経常利益が2億4000万円で同50・2%減、純損失が4000万円を見込んでいる。

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