日本プラスチック機械工業会 新年賀詞交歓会を開催

2015年01月15日

ゴムタイムス社

 日本プラスチック機械工業会は1月15日、東京・湯島の東京ガーデンパレスで新年賀詞交歓会を開催した。当日は60名を超える会員および関係者が出席した。

 依田穂積会長(日精樹脂工業㈱)は年頭のあいさつで、「昨年はアベノミクスの影響等で円安・株高が進み、後半は原油価格が下落した。これらがプラスチック業界に非常に大きく影響し、総じて、我々プラスチックに関わる人間にとっては追い風が吹いた一年だった」と昨年を振り返った上で、同工業会がまとめた昨年の実績を発表した。

 14年の生産額(推計値)については、射出成型機は1439億円、前年比11%増。押出機は318億円、同13%増。ブロー成形機は184億円、同1%増などとなった。

 依田会長は「どの機種も、軒並み前年を上回る金額で推移していることは大変喜ばしい。リーマンショックや超円高等を乗り越え、会員各社様が業績回復のためにいろいろな施策を打ち、それが現在着実に形となって表れ、この業績に反映できたと確信している」と語った。

 そして、「今年はさらに力をつけて、世界中の顧客に日本製の機械が選ばれるような、そんな年になればいいと思っている。今は追い風の環境であるが、それに甘んじることなく、今一度原点に戻り、我々がやるべきことは何かを正確に認識し、会員各社様一丸となってこの業界を盛り上げていくために切磋琢磨し、さらなる発展のために頑張っていければ、この業界はさらに伸びていくだろう」などと、今年の抱負を述べた。

 続いて、松井宏信副会長(㈱松井製作所)が乾杯の発声を行い、新年のスタートを祝う懇親パーティが開始された。

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