2014年下半期の社長交代 東洋ゴム山本卓司氏が新社長に就任

2015年01月19日

ゴムタイムス社

 14年下半期の社長交代では、11月1日付で東洋ゴム工業の山本卓司代表取締役専務執行役員が新社長に就任した。

 信木明前代表取締役社長は健康上の理由から、代表権のある取締役会長に就いた。また、久世哲也常務を新しく代表取締役に据え、3人の代表取締役で布陣を固めて、グループの成長拡大に伴う経営体制の強化を図ることになった。

 山本新社長は1980年に入社以来、タイヤ商品、技術開発に携わってきた。信木会長も「技術出身独特の切れ味を備えていることやチームで戦うための戦力と戦略の双方を整えることが出来るバランス、センスを持っている」とし、リーダーとしての資質に富み、これからさらに成長軌道へ乗せていくにふさわしい人物と評価し、バトンタッチしたとしている。

 これを受けて山本社長は「当社は技術力を源泉として生きてきた企業」とし、そのうえで喫緊の経営課題として、先輩が早くから築いてきた海外の北米事業について「生産力と販売力の規模を拡大していくことこそが、当社の存在感を高めてくれる」と決意を述べた。

 山本社長は1957年(昭和32年)1月20日生まれ、57歳。大阪府大阪市出身。大阪大学基礎工学部卒業後、1980年4月に同社入社。一貫してタイヤ技術畑を歩く。タイヤ事業部長、代表取締役専務執行役員タイヤ事業本部長を歴任した。

 その他、各種ゴム機械の製造・販売を手がけるダイハンが、9月26日付けで代表取締役社長を交代した。新代表取締役社長には森大作取締役業務部長氏が昇任し、森広蔵前社長は会長に就任した。

 社長就任にあたり、森新社長は「来年で設立50年を迎える。今後もより一層お客様を第一に捉え、お客様の様々ニーズを対して、『サービス』と『ソリューション提案』を提供していきたい」と抱負を述べた。

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